第38弾「オトギーク」ストーリー

オトギーク

表の世界。

<アリストオロチ>は月の再開発に携わっていた。

再開発プロジェクトには月軍も太陽軍も関係なく、科学的な知識を持つものが採用され研究に没頭することに。

<テストパス>

<脳ベル>

<フラレスコ>

<科学反応王>

<脱法ドラッグーン>

<注射鬼>

<ニートログリセリン>

<ムーンプロジェクトチーム>

月の仕組みを研究したところ、玉と星は目に見えない波長で繋がっている端末のようなものだと解析できた。

ようするに<玉>は象徴でしかなく、各自の<星>が本来持つ特徴を<玉>に封じ込めたといったほうが、わかりやすい。

月は欲望によって星が生存できていた。つまり<ムーンパワー>を解析すると、 生物の【生存欲求】がパワーの源ということが判明。

「月に核となる個所に生命維持装置を作り、そこから欲求のみをとりだしてエネルギー源にすればいいのではないか?」という 研究結果が出た。

しかし生命を隔離して犠牲にするようなことは許されるはずがない。

そこで研究者たちは、さらなる分析をし考えた。

「DNAを摂取して遺伝子を冷凍保存すれば問題ないのではないか?」

この方法であれば、直接人体に影響もなく、 生命体としての欲求のみを取り出すことができる。

そもそも欲望とは目に見えるものではなく、オーラに近いものなので 冷凍保存した遺伝子からでも発せられる。それをムーンパワーの源にすればいい。

さいわいにも<宇宙空母クラウド>が各星に移動した際、 <因子>と名の付く者たちのDNDサンプルを採取していた。

これは本来、同じ顔をした別の生命体が別の星に存在することの「謎」を解くために <ランピュータ>が行ったことであったが、 その研究施設を月に置くことで、ムーンパワーの代わりとして活用すれば一石二鳥だということになる。

こうして月は再開発の道を進み<月の玉>が再生されようとしていた。

つづく

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