第15弾「オトギーク」ストーリー

第15弾「オトギーク」ストーリー

念願の【サンボット】討伐を達成し、月に帰還する【月女帝カグヤ】。

しかし【月女帝カグヤ】が留守のあいだに、 月で増殖を続けている【ウサギ】の大群が空腹に耐えきれずに食料を食い尽くしてしまっていた。

<太陽の玉>を入手し月を惑星連合の中心星にして資源回復と星の復興を考えていた 【月女帝カグヤ】であったが、衰退の一途をたどる月の環境スピードの方が早かったようだ。

【ウサギ】達には天敵がいないうえに、食欲旺盛なため人口は増殖し食料飢餓となっていく。 それを阻止するために貢物を捧げるよう地球に月軍を送りだしムーンパワーで欲望を煽り立てていたのだが…

「間に合わなかった…」

嘆く【月女帝カグヤ】を尻目に【ウサギ】達は共喰いをはじめてしまう。 皮肉にも【月女帝カグヤ】が月に戻ったことでムーンパワーが増強し、【ウサギ】は【ウサキング】へと進化を遂げてしまった。

「お腹が減ったよぉぉぉぉ~」

欲望が具現化した姿の【ウサキング】は永遠と続く空腹感に耐えかねて暴走する。 見境なしに月の住人を食べるその行動は、やがて【月女帝カグヤ】にも魔手を伸ばす。

「危ないカグヤ様!」

【ウサキング】の行動から守るため側近である【ムーンフェズント】は銃を乱射し注意をそらす。 同じく側近【ムーンモンキー】は地獄の鎌で【ウサキング】を攻撃!

隙を見て側近【ムーンドック】が【月女帝カグヤ】を安全な場所に避難させようとするが…

「あぁぁぁぁ、カグヤ様の顔がぁぁ…」

3人の側近たちは一瞬凍り付いてしまう。 なぜなら目の前に【月女帝カグヤ】の顔が落ちているではないか!?

「みたな~~~」

若さと美しさを求めていた【月女帝カグヤ】の顔が…実は仮面であった!

【月女帝カグヤ】の怒りは頂点に達しようとしていた。

怒りに恐怖した大群【ウサギ】の中の一匹である【月野ウサギ】は、 【ウサキング】に食われる前に、ミニロケット【2ンジン】へ乗り込み月の脱出を試みる。

「急げ~逃げろ!」

焦る【月野ウサギ】であったが、 予備の燃料もなく適当な星に降り立つしか生きるすべはない。

亡命して難民となる…そんな人生が待ち受けているとしても、生命を保とうとする【月野ウサギ】なのである。

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