第35弾「オトギーク」ストーリー

裏世界。

三階<海の階層>と四階<水の階層>は上下で繋がっている世界である。

<水の階層>から滴り落ちる水源を溜め込んで出来上がったのが<海の階層>なため、 エネルギーは2世界で平等に分配している。

五階<木の階層>と交換する資源は、 二階<地の階層>から送られてくる【種・作物】を資源として横流しするだけなので、 人々の生活水準は平均的なはずだった。

しかし<時野ウサギ>達がたどりついてみたところ、 四階<水の階層>がダムを作り水をせき止めているため、三階<海の階層>は干からびそうになっていたのである。

<水の階層>は、エネルギーの分配を独占し、直接二階<地の階層>と取引をしようとしていた。

このままでは三階は滅びるが二階と四階にはメリットのみが残る。

こうした卑劣な悪だくみを企み実行に移していたのが<水の階層>から誕生した<ムーンウラシマ>である。

表の世界での戦闘に敗れた後、ここ<水の階層>で再び生命を宿したさい生前の記憶を引継いでいた。

<サンムーンキューブ>は<ムーンパワー>と同等以上の効果があり、より強力なパワーを得られる。

もともと三階<海の階層>と四階<水の階層>を仕切っていたのは、 <水の妖精アクア><海洋帝ポセイドン>という夫婦であった。

安定した資源サイクルをおくっていたが、

<ムーンウラシマ>が階層に登場して以降は、【亀の甲羅】で巨大なダムを建設されてしまい、 水をせき止められてしまう。水を蓄えてできた海が干からびたことで魚人種は苦しみが続き <海洋帝ポセイドン>もパワーを発揮する事ができなくなってしまう。

<水の妖精アクア>は『感情が暴走するのを抑える力』をそなえていた。

<ムーンウラシマ>は、<水の妖精アクア>の住む泉に囲いを作り監禁。

そこに蛇口を作り、『ストレスを浄化する作用のある水』<妖精水>として、 <火の階層><金の階層>にいる【仲間】と癒着して<天の階層>に高価な資源として提供。

独自のネットワークを作り上げ<サンムーンキューブ>を大量に取得しようという計画が実地されているのである。

<時野ウサギ><イソップ><グリム><アンデル>の4名は、 弱体化した<海洋帝ポセイドン>の側近である若いサメ姿の男からその話を聞いた。

<時野ウサギ>は、その若い男を知っていた。

ウ「サンシャーク・・・」

つづく

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