第26弾「オトギーク」ストーリー

第26弾「オトギーク」ストーリー

氷に閉ざされた海王星の人々は自給自足の生活をおくっていた。

【サンシャーク】そっくりの【因子フィッシュ】の話によると、 肉食人種の【原死人】達は、【マンモス】より生み出される。

【原死人】は、【マンモス】を狩り食すが、 同じく【マンモス】も【原死人】を食糧として食べるという共食いの輪廻が行われているそうだ。

【因子フィッシュ】のような魚食人種は魚より生まれ魚を食すが、 歳をとれば海に潜り魚の餌となる輪廻を繰り返すという。

それが本来の海王星における自給自足システムなのであろう。

ところが<海の玉>が空から降ってきたことで、 それを拾った【原死人】が食べ物と勘違いして飲み込んでしまう。

本来は知能も低く言葉もしゃべれない【原死人】。

しかし玉を飲み込んだ瞬間から【氷天下】となり【マンモス】を 改造した生物【冷象庫】を作りだしてしまう。

【冷象庫】の腹にある扉からは冷たい冷気がつねに出ており、 その結果として氷河期が到来!短期間で海王星は氷の星に豹変してしまった。

クラウド乗組員達は、【冷象庫】の腹にある扉を閉めにむかっていたが、 その途中に【氷天下】に見つかってしまう。

「我は氷天下。この星を統治する者なり!」

<氷の剣>と<氷の盾>で武装し宙に浮かぶ【氷天下】は問答無用で攻撃をしかけてくる。

「全てを氷漬けにすることこそ我が使命!」

どうやら<氷の剣>で斬られると傷口は凍るようだ。 【タツノコキング】がタツノコソードで流水攻撃をしかけたが<氷の盾>により水柱のまま凍ってしまう。

「氷の弱点は火に決まってる!」

そう言い放つ【サンヒミコ】は水柱を足場に助走をつけてダッシュ! そのまま<火の玉>の力を使い最大限の炎を作り【氷天下】に浴びせて身体ごと溶かす!

「かつて三(SUN)銃士に救われた命の恩返し!因子であろうとも思いを込めていざ!」

見た目が似ているだけの因子達であっても、 過去に助けられた恩人たちに生かされた命を使い、 他の命を救うこともまた恩返しの輪廻なのであろう。

間髪入れずに炎で攻撃すると溶けた 【氷天下】から<海の玉>が出てきた。

【氷天下】は【原死人】の姿に戻ると、 すぐさま【マンモス】狩りへと向かっていった。

【冷象庫】の腹にある扉は閉ざされ氷河期はすぎさり、 海の氷も溶け、再び魚が泳げる状態となる。

自給自足のシステムはこうして元に戻った。

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