第21弾「オトギーク」ストーリー

【太陽帝アポロ】のいない今。頼れる先人者は、 ただ1人・・・それは【天空帝ランピュータ】である。

【グランドクロスの石板】が何を示しているのかを調査するため、 【天空帝ランピュータ】は自らの脳を取り出し、 マザーコンピューターを搭載した巨大宇宙船【宇宙空母クラウド】に移植した。

するといくつかの詳細が明らかになってくる。 まず石板はレーダーの役割をしていて、玉を埋め込めるようになっていること。

石板じたいの模様は【地底女王蟻巣】の尻尾模様と酷似しており、 太古の地球に存在していた生物が彫刻した可能性が高い。

その根拠となるのが<地の玉>である。

ほかの玉は宇宙へと拡散されたのに対して<地の玉>のみ、 地球にとどまり【グランドクロスの石板】にはめ込まれている状態である。

石板には玉を埋め込む箇所がいくつか存在し【グランドクロスの石板】をレーダーとして 玉を探せば、謎の全貌が把握できるのではないかということだ。

光の中から現れた獣たちは「新たなおとぎ話」という言葉を残している。 おそらく違う銀河からきたと推測されるが、玉を石板に設置すれば新たな道が開けると解釈すべきだろう。

このように断片的とはいえ必要な情報が 【天空帝ランピュータ】の脳波に信号として送られてきた。

「石板レーダーに従い玉の収集をはじめよう!」

【天空帝ランピュータ】はクラウド人工知能と融合した【司令官ランピューター】となり、 共に宇宙へ飛び立てる勇者を探すことにした。

選考基準は簡単で、以前に玉を所有していた者たち・・・

【ウッド王子】は、
母の形見である<木の玉>を探しに。

【タツノコキング】は、
父から継承された<海の玉>と姉の【音姫】が封印された<水の玉>を探しに。

【サンヒミコ】は、
代々継承される<火の玉>を探しに。

【白雪戦姫】は、
幼馴染の【ウッド王子】が心配なので護衛として。

【ナイチンカーベル】は、
<冥界の玉>で悲劇が起こらないよう新たな所有者になるために。

【地底女王蟻巣】は、
唯一存在する<地の玉>を所有する代表者として。

【司令官ランピューター】は、
亡き【サンイーグル】が命を懸けて取り戻してくれた<天の玉>を探すために。

各それぞれの思いを胸に秘めつつ、

旅立つ前に、地球と民の命を救ってくれた【サンボット】(イーグル、シャーク、パンサー、四天王)に、 敬礼と黙祷をし巨大宇宙船【宇宙空母クラウド】に乗り込むのであった。

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