オリンピックというタイトルが使えない理由!
80年代のオマケシールに「ホラーリンピック」という<ふりかけ>のオマケがあった。
なんともわかりずらいネーミングである。このオマージュを作るにあたり、今回いろいろと研究してみたので解説していく。
まず「オリンピック」という言葉はタイトルに使えないということがわかった。世界規模の商標なので、使用料が高く、気軽に使うと大変なことになるらしい。(汗)
サブタイトルであれば大丈夫らしく「キン肉マンの超人オリンピック」「鬼太郎の妖怪オリンピック」などだと、タイトルではないので平気というわけだ。
「ホラーリンピック」が「ホラーオリンピック」でない理由が、ここで判明。
逆に「ホラーリンピック」っという名称は商標登録されてなかったので問題ない。これに「妖怪五輪オリンピック」とサブタイトルを付属してタイトルの件は回避することとした。
金銀銅メダルをシールで表現
80年代のホラーリンピックは、素材が豪華で、ノーマル以外が、ホログラム、プリズム、そして金銀銅のアルミシールとなっている。
現在入手しにくい素材が【銅素材】だろう。同一素材が探しても見つからないので代用品を探す。
代用品が【メタル素材】で、これだと銅メタル素材というのが存在するので使用することに。結果として、金メタル、銀メタル、銅メタル、という素材を使用することにした。
余談だが、このカラーバリエーションは「オリンピックメダル」を表現している。
・金メダル=金素材シール
・銀メダル=銀素材シール
・銅メダル=銅素材シール
いっけんすると適当にみえるマイナーシールも、研究してみると、案外深い意味があって考えられている部分もあるものだ。あとキャラクターはオリンピック競技のダジャレになっているのも、忘れてはいけないポイントだ。
ホログラムをハンドメイドで作る!
ホログラムシールというのは印刷会社でも相場が時価なところがあって、5年ぐらい前だと80万円ぐらいかかった。現在だと20~30万円ぐらいで制作できる。(毎年、価格帯が変化する)
ホログラムの代用でうまれた印刷技術に「箔ホログラム」という手法がある。これが一般的な印刷会社が安価なホログラムとして提供している印刷手法だ。
ホログラム素材に箔を押して作るわけだが、もちろん箔押しは高価だし成功率が低い。そのため印刷所でも、そこそこ金額が高い。
今回は「箔ホログラムをハンドメイドで作る」という禁断の実験に手を出すことにした。上記の画像のように、ものすごい数の失敗を繰り返す。そして・・・
ハンドメイドの箔ホログラム制作に成功!
ホログラムは傷つきやすいので、左のように角をもたないで、右のように面で持つようにしたほうがいいだろう。あと表面に薄いフィルムが貼られてるが、これはくれぐれも剥がさないように!
リスト
・冠状病毒(箔ホログラム)
・冠状病毒(透明シール箔押し)
・暗イミング(銀プリズム)
・バレー彗星(金メタリック)
・手の目コンドー(銀メタリック)
・ゴルゴ13(銅メタリック)
・オクトパスイミング(ノーマル)
ストーリー
2020年人間界で開催予定のオリンピックが延期。その隙に第2回ホラーリンピックを開催しようとする最高審判会長だが冠状病毒に侵される!2021年に延期されたオリンピックは開催されるのか?