2020年8月16日:「さん家祭り2020」レビュー

「さん家祭り2020」に行ってきました。
全体的に、去年よりも人が圧倒的に少なかったですね。

まぁ、コロナだからしかたがないでしょう。

シール業界においては、
一時期「箔押し」が流行ってて、
次は「ホログラム」の段階にきてると思う。

今、ホログラム印刷が
面取りできるようになった関係で、
かなり安価に作れるようになってきた。

数十万円ぐらいするけれど、
面取りを数人で割れば安くできる。(以前は100万円近かった)

箔押しも、その理屈で業者印刷が安くできるようになってきたと。

もうこうなってくると、
菓子のオマケシールの領域で、

現在の菓子シールだと、、
キラもホロもできないから、

自作シールに軍配があがるというね。

メジャーかマイナーか

シールはマニアックでニッチ市場。誰もがそういう。

まぁ、かつて80年代に社会現象を巻き起こせたのだから、ふたたびどこかで再ブームの到来は来てもいいのではないか?

という甘い期待をよせつつも
一般的にシールを認識させるには、

非コレクター層に、掘り下げた箇所を認知してもらわないと難しいのが現状。

派手なシールは、ファーストインプレッションにおけるインパクトが強い。

だから素人受けもよいはず。

例えるならば、

ノーマルシールを素人に見せるのと、
キラシールを見せるのでは反応が違う。

当時のビックリマンでいうと、
キラシール(ヘッド)を目立たせるには、

ノーマルシールの存在が絶対に必要なの。

この対比でシールの品格や存在価値を上げるわけだから。

これって絵柄もそうで、
弱い絵柄で強い絵柄を押し上げる。

そうすることで目立たせたい存在のシールを強調させる。

こうした法則性を組み合わせることで、
シールで物語を伝えることができるわけ。

素材は、高揚感を上げる
ファクターになるので、

その心理をうまく使い、

【3すくみ、ヘッド】

といった位置づけを認知させるんだね。

こういう部分が理解できてくると、シール表現というのは漫画や小説と同じ領域だから、抜群におもしろくなってくる。

もちろん、俺がハマるのもそういう部分にあるわけだが、シール層でない人達(いわゆる非コレクター層)には、なかなかそこが理解してもらえない。

来年から海外展開を強化

今年でウチのブランドも6年目に突入したわけで、今後は海外展開を強化していく予定なのだけれど、外国人にこの箇所を伝えるのは、大変だろうなとは思っている。

さいわいにも、海外(欧米)で展示をやって完売したり、通販も外国人の方に購入してもらったりしているので、受け入れられる土台はある。

でも自作シールがホロ段階に入り、まんだらけが自作シール本を出版し、ここが天井なのかなとも感じているのは確かだ。例えるならば、江戸時代に「浮世絵」が社会現象にになっても、今後「浮世絵」が再ブームにはならないのと同じ。

1つのカテゴリーとして「浮世絵」という存在価値があり、そこにファン化してニッチ層となり文化が根付いていく。

これ去年、旧レッドカンパニー経営陣の方々と仕事させていただいて、そういうような事を言われてたのだけれど、ずっとそのことを意識しながらここまで考えてきたんだよね。

もしかしたらシールも、そういう状態(浮世絵の例)として根付いていくだけなのかもしれないなと思ったりはしている。

ネクロスの最後について

「ネクロスの要塞・資料本」を購入。俺は、ネクロスの原作者(あだちさん)とお仕事させていただいたので、ネクロスの最後についていろいろ聞いて知っているのだけれど、

ネクロスは、この後、シールで続きが復活する予定だったのがなくなったんだよね。シール版の続きではなくて、チョコ版の続きとしてフィギュアなしでカードがシールとなって続くはずだった。

んで、デンドロギガスでネクロスに登場するはずだった絵柄がいくつか出てくるのだけれど、これって実は・・・デンドロギガスはネクロスの要塞の続きなんだよね。デンギガは、メタモスが主人公なのだけれど、ネクロスも実は先々に出てくるの。でもデンギガも打ち切り状態(というか構想が30弾以上あるので)

よーするにネクロスは、まだ生きているっていう、お話でした。(笑)

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