今回ご紹介するネクロスの要塞という食玩は、1980年代の後半にロッテから発売されたものだ。企画はPCエンジンのゲームソフト天外魔境の原作者PHチャダこと、あだちひろし氏&今やAKBでもおなじみの広井王子氏。造形は内田茂夫氏である。
で、ネクロスの要塞が当時すごかったのは、トレーディングカードと人形がついているところ。
そしてこの人形は温めると色が変わるというギミック付きなのである!(冷やしても色が変わるという隠しパターンモデルも存在する)
ギミックはそれだけではなくて、キャラクターによっては取り外し可能の装飾品が付属している。
また箱の裏には、モンスターマップが付属していて、全何種類あるかが一目でわかるようになっている。
この辺は近年における食玩業界のシークレットバージョンなど、購入してみないと何が入っているかわからないと言ったような仕掛けがないところが特徴だろう。(もちろん箱の中身は購入するまでわからないがコンプリートリストがはじめから付属してるという意味合いで)
これだけのクオリティの高さで、なんとチョコボール菓子が入っていて価格は100円!!(消費税なし、当時は消費税がなかった)
おそらくこれはバブル時代だからできたことだと思うんだけれど、今の時代だったら500円以上の定価販売は確実にすると思うんだ。現在はプレミアが付いているので、これも1つの投資といえるだろう。当時100円だったものが今では数千円〜数万円で取引されることも珍しくはないのだから。
ネクロスの要塞ストーリー
ネクロスの要塞・全体マップ
まずネクロスの要塞には全体マップというものが存在する。
この世界を「タンキリエ王国」といい、大まかに分類して次の三部作で完結する内容になっている。
ネクロスの要塞(第1弾)ストーリー
ネクロスの要塞(第2弾)ストーリー
ネクロスの要塞(第3弾)ストーリー
ネクロスの要塞(第4弾)ストーリー
ネクロスの要塞(第5弾)ストーリー
ネクロスの要塞(第6弾)ストーリー
ネクロスの要塞(第7弾)ストーリー
ネクロスの要塞(第8弾)ストーリー
プレイヤーを選んで敵を倒すRPG要素
マップには敵キャラが掲載されているが、仲間が載っているリスト箱も存在する。もちろんモンスター同様に、カードと人形が付属。
レア?裁断ミスのマージ
サイコロを振って出た目でダメージを与える。勝てばアイテムがもらえ、カード裏のマス目を塗りつぶしてレベルを上げていくというゲームになっている。
敵に呪われてしまったナイト
プレイヤーにも弱点があり、天敵と戦うと呪われたりもするという奥が深い内容。
カードの色で階級が変わる
画像は「暗黒皇帝編」のボス一家。家族や兄弟という概念や、弾が進むにつれ時間軸も進行するため同じキャラでも年老いたり、殺されたり、怪我したり、結婚したり、出世してたりと立場が二転三転していくのもおもしろかった。
実はアイス版もありオマケがシールになっていた!
部屋を暗くするとシールにアイテムが浮かび上がるギミック。ただし全てのキャラクターシールが入っているわけではなく、厳選されていたもよう。
【ネクロスの要塞】の原作者「あだちひろし」氏の最新作
80年代に流行したネクロスの要塞、天外魔境の原作者「あだちひろし」氏の最新作「デンドロギガス・メタモスの魔城」がZineenブランドで公式リメイク化!