【三丁目のニャンコ】解説

◆ネコをモチーフにしたパズル系シール

80年代におけるネコブーム(なめネコ、うちのタマしりませんか、おニャンコクラブ、etc)をオマージュしている。 12種類のシールを組み合わせると「三丁目の地図」が完成。

各自ノーマルシールとキラプリズムシールがあり、またキラプリズムには色違いが存在。キャラクターが全てネコのダジャレで統一されているのも特徴的。

◆初期版は50円「引き物」として登場

今となっては貴重なレア品?となった1枚50円の「引き物」バージョン。

2014年の段階では、安価なインクなどを使い工夫したことで実現できていたが、 今は当時のプリンターが故障して使えないために、この「引き物」版は販売中止に。

どの印刷にもいえることだが、たいはんの印刷は製造中止されたプリンターを使用している。 その理由は、今のプリンターよりもインクの量が多かったり、改造することが可能だったりするからだ。

また材料を仕入れていた問屋が潰れたのも50円で販売できなくなった理由の1つ。 制作単価が上がってしまったので、引き物での提供はできなくなったというわけである。

◆第2弾は柄プリズムとノーマルのみ

第1弾はプリズムの素材違いだけで5種類もあったため集めるのが大変だと思ったので、 第2弾は「柄プリズム」のみにしてみた。(プリズムに模様が印刷されているものをこう呼ぶ)

基本的な遊び方は同じで合体させて地図を完成させるというもの。 猫モチーフのダジャレ数が限界に近いので、おそらく2弾で終了か?(笑)

◆海外版ニャンコ【Cats of Third Street】

海外(アメリカ)での展示会の際に販売したバージョンがこれだ。 主な違いは名前が英語であるのとカラーリングが違うという部分。

シール&カード&フィギュアが付属しているというのも特徴。日本でも少量のみ通販で販売した。

◆レア版が存在している!?

上が「レア」で下が「通常」。帯の色が黄色のプリズムは試作品のためレア。

また「House cat」の顔が白色バージョンも試作品のため少数しか印刷していないためレア。

現在の通販で発売されているのは復刻版シールのため通常版しか作っていない。 当時このレア版を入手している人は貴重だといえるだろう。

左「通常版」右「レア版」。造形そのものが違うのもそうだが、 右は原型がワックス(蝋)で作ったので型取り実験の結果溶けて消滅してしまった。

つまり原型が存在しないため、販売数しかこの世にないためレアといえます。 ちなみに、旧バージョンのフィギュアじたいは販売中止したため左の通常版も現在の価値は高い。

◆新造形版ニャンコ・フィギュア(ゴム&彩色)

海外版のフィギュアは裏が造形していなかったため、新造形で裏面も造形してみた。 4年の歳月が経過してゴム素材での量産化も成功しているので、ニャンコの新造形もゴムとして登場。

こちらは彩色レジン版。細かい筆で色を塗るため非常に時間がかかる。 フィギュアはシールと比較すると再販が難しいのだ。

「三丁目のニャンコ」ストーリー

猫野街三丁目で平和にくらしていたネコたち。ところがある日、 隣町から「なわばり」を広げようと凶暴なネコ「猫邪羅死」がやってくる。 三丁目の平和のため「ノラ・ニャンコ」は三丁目のなわばりを守りきれるのか!?

タイトルとURLをコピーしました