「摩訶不思議奇妙話」(みなしごハッチ元アニメーター+Zineenコラボ)解説

「摩訶不思議奇妙話」(みなしごハッチ元アニメーター+Zineenコラボ)解説

コラボ絵師略歴:【ジニマム(ZineeMom)】

「摩訶不思議奇妙話」(みなしごハッチ元アニメーター+Zineenコラボ)解説

2020年で70歳を超える元アニメーター。本名非公開なため名称を勝手につけさせていただいた。学生時代、牧村和美(漫画家)のアシスタントをつとめる。高校卒業後に広告代理店に入社。退社後にアニメーターとなる。 『第一期みなしごハッチ』『第一期ムーミン』『あしたのジョー』などを手掛けたのちアニメ会社を退社。その後アニメ原作などを数作手掛けたのち引退。

『第一期みなしごハッチ』とは?

1970年(昭和45年)4月7日~1971年(昭和46年)12月28日まで、放送された『昆虫物語 みなしごハッチ』というアニメ。当時爆発的な人気であったが、実はアニメ 絵コンテを【ジニマム(ZineeMom)】が独断で消して自らストーリー内容を書き換えた物語がいくつか存在する。

さらに裏話として「みなしごハッチ」のキャラクターには「タツノコプロ版」と「タマ・プロダクション版」の2種類キャラクターデザインが存在しており、「タマ・プロダクション版」が採用された。(選考には【ジニマム(ZineeMom)】の意見も考慮された)こうした裏話情報は、当時の現場を知る者しか知りえないため、このページでのみ公開されている希少性の高いネタであろう。

『第一期ムーミン(東京ムービー・フジテレビ版)』とは?

1969年にフジテレビで放送されていた「第一期ムーミン」。当時現場にいた【ジニマム(ZineeMom)】の話によると、フィンランド出身の原作者トーベ・ヤンソンから「原作のムーミンは妖精や妖怪だからもっと気持ち悪い雰囲気にしてほしい!」とクレームが入ったためキャラクターデザインをやり直さなければならなくなったそうだ。

(画像は原作版ムーミンより引用)こうした理由でいったん一期のアニメは中止して、二期は虫プロダクションで新たなキャラクターデザインのムーミンとして復活。第一期ムーミンはお蔵入りとなる。

『エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督が探している第一期ムーミン

『監督不行届 (祥伝社)』に書かれているが、『エヴァンゲリオン』でおなじみの庵野秀明監督が探している「ムーミン」とは、この『第一期ムーミン』のことである。この第一期ムーミンのアニメを当時描いていたのが【ジニマム(ZineeMom)】なのだ!

◆病気で指が曲がらない中での執筆!

今回、腱鞘炎の悪化で指が曲がらない病気で、ペンもまともに握れない状態の中「摩訶不思議奇妙話」の原作と絵を執筆。

「摩訶不思議奇妙話」(みなしごハッチ元アニメーター+Zineenコラボ)解説

年齢も70歳を超えているが、短期間で100枚のオリジナルストーリーと絵を描く勢力は、これからの世代の希望になると思い、この本を出版することにした。なおページ数の都合により本来ならば1話完結の長文ストーリーである原作は要約として掲載する。

1960年代後半~1970年代のアニメ業界を第一線で支えてきた元祖による最新作が【摩訶不思議奇妙話】なのである!

【摩訶不思議奇妙話】(みなしごハッチ元アニメーター+Zineenコラボ)ストーリー

第1話:ブラシ 美容師の叔母からもらった豚毛のブラシ。 三面鏡に置いてあるはずが気が付くとタン スの上に!?目を離すとブラシが勝手に…

第2話:白蛇の祟り 繁盛する和菓子屋夫婦が大工に建て替えを 依頼。白蛇は守り神なので出たら逃がすよ う頼むが大工は白蛇を持ち帰る。すると…

第3話:お稲荷様の祟り お稲荷様を祀る老夫婦の庭から慰霊碑が 見つかるが婆さんは捨ててしまう。婆さ んはボケてコンコン言いながら死んだ…・・・

・・・などなど全100話を要約してイラスト付属で掲載!

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