シール解説
まずこのシールはオトギークではなくパチギークという、オトギークの偽物シールである。(まぁ作者本人が本物も偽物も制作しているので偽物もなにもないのだが・笑)
このパチシリーズは80年代におけるパチ文化を表現するために必要だったので作ることにした。また当時にはパチ絵とよばれる元祖ヘタウマとも言えるイラストが存在している。いわゆるお祭りの屋台などでよく見られるオッサンやオバンが見よう見まねで描いたと思われる絵柄のことだ。
これはビックリマンのパチアルバムだが、80年代の駄菓子屋などで普通に「高級アルバム」というネーミングで売られていた。こういうセンスがパチ文化なのである。
90年代には「サザエさん+バカボンパパ=サザエボン」が流行したが、現在の「ゆるキャラ」の元祖とも言えるだろう。マッシュアップの始祖かもしれない。まぁ厳密には、そういうのを現代でやるのはリスクが高い。著作権とかそういう版権問題をクリアしないといけないしね。
という事で、一番安全でなおかつ当時のパチ文化を再現するための手法が自分で自分のパチモノを作る!という結果だったわけである。
パチギーク裏書を読み解く
パチギークの魅力は絵柄だけでなく裏書にあると思うので、裏書をメインに解説していこう。
月にかわっておしおきされるのが好きなドエムウサギ。
裏書にはこう書かれてある。意味を考察する、たしかセーラームーンにこういう名前のキャラがいたような気がしたので、「おしおき」というキーワードを入れてみたしだいだ。しかし・・・ドエムウサギってなんだよ!(笑)