2016年11月4日:二周年記念作品「復興初代将軍AB」(馬乗りバージョン)解説

c2syunen01

 

解説

2016年は新ラインナップが増加したわけだが、その中のひとつが「がんばれ大将軍」である。復興支援のために作られた義捐金寄付シール(売り上げの一部を寄付するチャリティー玩具)であったが自分が思っている以上に人気な作品となった。この作品の特徴としてマイナスな言葉やパーツを使用しないという制限ルールがある。

 

がんばれ大将軍にはAとBの2バージョン存在するのだが、理由としては「甲冑」があげられる。戦国時代の甲冑は青、赤、黒などカラーバリエーションが豊富なのである。実際に今年「徳川家康展」を観に行ったのだが、戦う道具であるのに造形美にもこだわりがみられ、そういう気持ちをこめた意気込みを形に投影するというのが日本らしい表現方法だなと感じた。

 

二周年記念版では馬に乗った将軍を描いてみた。これをデフォルメするというのは正方形の小さい枠では難しかったね。このシリーズは、メッセージ性もデザインもマジメな部分を伝えないといけない作品なので、ふざけたことはいっさいできない。

 

将軍が馬に乗り、来年のチャリティー玩具開発のために自ら立ち上がって、購入してくれた方々に「感謝をこめて、あっぱれ!」と伝えているさまが裏書の解説で語られている。今回は10万円以上を寄付したので、その感謝の気持ちをこめて、このシールは作られたというわけだ。

 

タイトルとURLをコピーしました