(画像は妖怪大辞典より引用)
墓場鬼太郎を知るのは小学生低学年の頃。80年代の鬼太郎ブームが来る前には、すでに知っており、原因は母親が「昔はゲゲゲじゃなくて墓場鬼太郎という貸本漫画で髪で目が隠れていなかった」という話を聞かされたからである。
当時はテレビアニメもボンボン連載もまだはじまっていなかった。そのため本屋に数冊ゲゲゲの鬼太郎が置いてある程度。
その中でも【妖怪大辞典】は子供向きとは思えないほど資料性が高く、墓場鬼太郎の情報が掲載されている本は、これぐらいしかなかったんだ。
墓場鬼太郎を求めて三千里
上記画像に掲載されているように、 本屋に売ってる単行本漫画は昭和40年のゲゲゲの鬼太郎 であり、連載当時はまだ俺は産まれていないわけだ。
昭和29年に鬼太郎が誕生していて、その頃だと、、、
ぽっくんキャン玉の中にすら存在していない時代ですぶぁい!
という、小学生低学年の俺は誕生して数年しか経過していないというのに、それより何十年も昔に鬼太郎作品は存在していたと書いてある。
しかし単行本化されていないと書いてある。でも見たくて見たくてしかたないわけさ。なぜなら、、、
今と違って鬼太郎が醜い姿だったと書いてあるから!
気になるよね?読みたいよね?鬼太郎の産まれたままの姿を見てみたいわけですよ。
リストを参考に古本屋巡り
この辞典。何が凄いってリストが掲載されているんですね。これを参考に古本屋を捜し求めるという小学生らしくない趣味がはじまるわけです。(笑)
まぁ、とにかく存在しないこと。貸本漫画だからね。ましてや紙芝居版なんて、まったく市場にない。
当時はインターネットも、オークションも、まんだらけも、存在しないから。
ひたすら古本屋を見つけたら探す。でも小学生だから遠出できないし、金もないから掘り出し物を探すしかない。
一度、「墓場鬼太郎」と表紙にある漫画を見つけたが、中身は「ゲゲゲの鬼太郎」だったこともある。とにかく読みたいのは墓場鬼太郎なのだ!
数十年の時を経過して墓場鬼太郎が、、、
キター!鬼太郎がキター!
復刻版で墓場鬼太郎が、ぞくぞく発売!
すっかり大人ですよ俺!(汗)
このとき長い旅だったと思ったよね。とにかく時代が経過して、やっと読めるようなったというお話でした。
ちなみに貸本漫画の現在のお値段は?
180万円!
小学生じゃ買えないわな。(笑)