ハンドメイドで自作ホログラムを作る手法は2つ
左が「疑似ホログラム」
右が「箔ホログラム」
過去のシール業界で、疑似ホログラムといえば左のようなシール技法であった。銀ホログラムの上に、部分的に色をホログラム風に着色したキャラクターを重ねて表現するのだ。
疑似ホログラムをイメージでいうと、左のホログラムの色のみをプリズムに投影した、右のブラックゼウスみたいなもの。ここらへんからヒントを得てうまれた自作シールの技法だろう。
箔ホログラムは、印刷所からうまれた技術で、ホログラムの箔を重ねてキャラクターを表現する手法。プリントオンなどがやってる方法だ。
ただ、今回うみだした俺の手法は、箔であって箔押ではない!
印刷所のやり方は、ホログラムシートに、ホログラム箔を押して作るのだが、いろいろ実験した結果、より輝きを強くする手法を偶然見つけたので、それで作ってる。
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— ジニーン@zineen (@zineen) February 2, 2021
説明しにくいのだが、箔を押さないで箔を使ってホログラムに写すという手法。傷つきやすいのが難点だが、輝き的には、キャラクターもホログラム箔で表現できるので、よりホロ感は近いと思う。(ハンドメイド感があるというのは置いといて)
さらにこれを進化させて、いろいろな組み合わせで実験していくことで、面白いシールが作れると思う。そこが強みだろう。
「3Dホログラム」は自作でやるには敷居が高い
機械が80万円するんだよね。それがあれば作れる。以前は、機械がなくても作れたんだけれど、今はフィルムにレーザーで焼き付けてフィルムに写す「液」が個人で入手できなくなって無理になった。
「3Dホログラム」(キャラクターが動く手法)は「リップマンホログラム」という手法で、フィルム上に特殊な液を塗布し、光の回折現象を起こして立体感や遠近感のある表現をすることができる。
これも印刷所を使えば、少し価格は高いが、作ることは可能。
ただ、これをハンドメイドで作るとなると、いっきに敷居が高くなる。
印刷所を経由するのは、「印刷所シール系の自作」であって、技術的には「ハンドメイド系の自作」とは違う。
印刷所とは違う技術革命が必要になるわけだ。
今考えてるのは、目の錯覚を利用して、ホログラムの3D感覚を表現できないか?などと思ってるけど難しいんだろうなぁ。(汗)