2017年7月18日「オトギーク」地球上に存在しないキーワードの意味

オトギーク第17~30弾のデータ完成いたしました。
正確には30弾のヘッドキャラのみ最後に描くので、
それ以外のシールデータが完成しました。

 

とりあえず絵柄は最初の1年目(今から約3年前)に、
下書きを完成させていたので、
ここ最近は、それのペン入れや色塗りをしていたのです。

 

全720以上もキャラクターが描いてあるわけで、
それをペン入れ色塗り、裏書文章などを1人で編集。

 

なぜこんなに急がなくてはならないのか?
それにはたくさん理由があるわけです。

 

◆80年代おまけシールと同じ販売間隔でリリース

まずオトギークは2ヵ月に1回のリリースという、
当時の80年代おまけシールと同じ販売間隔でリリースしております。

 

このペースで計算すると、
30弾までに約5年かかるのです。(今年の年末で3年目だから残り2年)

 

このこだわりには理由がありまして…
僕にとってシールの最大の魅力は、
 
【映画や小説や漫画のように、物語を伝えることが可能な新しいツールである!】

もうこれが凄いことなのですね。

 

新しい表現ルールが確立できて、
そこに物語と絵柄の親和性がマッチングして流行った80年代。

 

漫画が先でも映像が先でもアニメが先でも小説が先でもないのです。
シールが先にあって、後からメディアミックス展開がはじまっていることの凄さ。

 

たかだか正方形シールにイラストが描かれていて、
その後ろに三行の説明文が掲載されているだけ。

 

それを組み合わせていくと物語が構成されて、
全体像を把握でき脳内で理解し読み解くことができるのです。

 

◆心の充実をはかるために文化文明が発展してる

このシステムは現在の大手メーカーでも継続されていないのです。
ようするに30年前に生まれた手法がオリジナルとして継続されていない。

 

そして何よりも、それをふまえて新しい表現手法として文化が進化していない。
これは残念なことでありつつ、恐ろしいことなのです。

 

だってそうでしょ?

映画というジャンルが消滅したら?
小説というジャンルが消滅したら?
漫画というジャンルが消滅したら?

 

生きるために不必要だから消滅してもよいのか?
では生きるとは何なのだ!?飯を食うことなのか?
金を稼ぐことか?見栄をはることか?

 

ならば、料理の盛り付けを綺麗にすることも無意味だし、
洋服をオシャレに着飾ることも無意味だ。

 

飯を食って布を羽織り、雨風しのげばいいじゃないか。
病気したら薬飲んで、健康になるか死を待つだけかが人生か?

 

それじゃぁ、心が震えないでしょ?情熱感じないでしょ?
心の充実をはかるために文化文明が発展してるんじゃないですか!?

 

それと同じなのです。
映画でも小説でも漫画でも自分の知らない「未知」を知るために必要なツールなわけです。

 

だから僕は残すのです。
アナログとかデジタルとか関係ありませんよ。

 

キーワードとなる単語がなければ「無」と同じ

検索エンジンで何を調べようとも、その言葉(キーワード)を知らなければ打つことさえもできない。

 

意味の前にキーワードとなる単語がなければ、「無」と同じ。
世界は、その先に広がっているのに、知らないで終わるのです。

 

『オトギーク』という言葉。
これ3年前に検索エンジンで入力しても0件だったのです。
そうなのです。言葉そのものが、この世に存在しなかったのです!

 

地球上に存在しないキーワードを作り、生み出したわけです。この現象じたいに意味があるのです。

 

80年代が21世紀に継続されてたらどうなるか?というパラレルな世界を
現実に追体験させるというテーマのおもちゃブランドであるZineen-shop。

 

80年代に誕生した手法(ツール)を使い、
21世紀の現代に当時と同じ間隔(ペース)で発表し続けることに意味がある。

 

「間隔=感覚」これを今、この文章を読んでいる、あなたは追体験しているのです!

 

わかりますか?30年前の時間の一部をリアルに感じているはず。
それが僕の企画の意図であり、
過去に存在したジャンルをこれから先も継続させる覚悟の現れなのですよ。

 

◆扉を開けていないから、その先にあるメッセージを知らない

知ってますか?
ピラミッドに使われている接着材料は、
現在の防弾ガラスよりも強度があるということを?

 

これ年数が経過するほど固まる素材で、
ピラミッドの石は、どんど固くなるわけです。

 

シールに興味のない人は、単なる貼りつけるステッカーという認識でしかないでしょう。
知らないのです。この古くて新しい手法(ツール)の凄さを。

 

扉を開けていないから、その先にあるメッセージを知らないのです。
『オトギーク』の扱うテーマは・・・

 

 

「虐待」
「森林破壊」
「戦争」
「裏切り」
「自己犠牲」
「恩の返報性」
「資源問題」
「人口爆発」
「食料飢餓」

 

いゆる大手メーカーでは取り扱えないものばかりでしょう。
これをイラストを見ただけでテーマが理解できる人も少ないでしょう。

 

過去のものを取り入れ現代に生かす。
こうして文化文明は継続されていくのです。

 

知らない世界のまま生きる世界観もあれば、
知ることで新たな発見や気づきが得られる世界観もある。

 

ピラミッドにしろシールにしろ同じです。
オトギークの世界を表現するのに絵葉書じゃぁダメなのです。

 

なぜシールなのか?そこに意味があるのです。なぜこの世にない言葉だったのか?そこに意味があるのです。

 

◆見続けなければ知ることはできません

「おとぎ話+ギーク(オタク)」=『オトギーク』
糞みたいなプロパガンダに包まれた虚像の世界ではなく、
扉に閉ざされたメッセージがここにあるのです。

 

あなたが、30弾を手にするのは2年後になります。
しかし僕は、この先の2年間で、さらなる飛躍をするための準備をするつもりです。準備というか、強烈な修行みたいなものですけれど。

 

ピラミッドを作った人類が、象形文字でメッセージを書き記したように!
僕はシールや玩具という作品にメッセージを書き記しているのです!

 

買うとか買わないとか、そんなことはどうでもいいから、
とりあえずZineenブランドを見届けて欲しいと思います。

 

これから先、僕が何をしようとしているのか?
見続けなければ知ることはできませんからね。

 

見届けなければ・・・・
知らないで終わるのです。
知らないまま人生が終わるのです。

 

もしかしたら・・・
あなたの知らない「未知の道」を知ることになるかもしれないのだから。

 

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