2016年10月4日:イテテコイデマン解説(ヒセキグラフィックス氏&Zineenコラボ)

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イテテコイデマンとは?

イラストレーター・ヒセキグラフィックスさんのシールシリーズ「コイデシール」とのコラボを依頼されてZineenが描いたキャラ。テーマがイテテマン(ビックリマンのパチ系シール)ということで、こういうイラストになりました。こちらはZineenでは販売しないので詳しくはヒセキさんに聞いてください。

 

知っての通り、俺は元々イラストレターではない。そして20年近く絵も描いていない状態(造形にいたっては粘土を触るのも小学生以来という状況・笑)で、いきなりシールを作り始めるという暴挙で制作しているため、ひたすら作りながら独学でデザインを学んでいくしかない状態なのである。

 

デザインは数学?

ヒセキさんがシールサミットのさいに「デザインは足し算ではなく引き算」と言っていて、俺はその意味をずっと考えていた。オトギークは去年の4月ぐらいに30弾までの下絵を全部描き終えているため、足し算引き算の法則は意識してないのだけれど、ここ最近のイラストを描くさいは足し算引き算の法則を意識して作っている。

 

コイデシールを分析してみる

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この分析はヒセキさんに聞いて書いているわけではないので、自分の独自解釈となる事をご了承ください。上記画像は、ヒセキグラフィックスさんの描くコイデ基本フォーマットである。集めている人はご存知だと思うけれど、パーツが変化したりして、このシリーズは成立する仕組みになっている。

 

まず基本となるシルエットを崩さなければ、パーツを変化させても同一のテイストとして人は認識できるのだろうと思う。その理由として、重要なのが真ん中の鳥居のようなフォーマット(以下、鳥居と省略)にある。これは合わせ鏡のように、空間の中に別空間が存在していて、その中には何を描いても問題ない。ようするに白いキャンバス状態。

 

だから鳥居の内枠に絵ではない写真を配置しても違和感がない。ようするに外枠と内枠の2か所の世界観が、この基本デザインには存在していると分析できる。

 

実際コイデシールは、手に持っているアイテムも様々だし、顔の形式もまったく違うものに変化しているバージョンも多数存在する。ということは基本フォーマットに足し算引き算をして作られているのではないか?と感じたわけである。

 

分析をふまえて描いてみた結果

イテテコイデマンの誕生である。(笑)鳥居の外側は基本フォーマットなので、パーツを引き算で省略した後に、どのようなアイテムを配置するかを足し算していったわけだ。これを引き算しなくて足し算を先にしてしまうと、ゴチャゴチャしてしまうのだと思う。スエヒロ堂は時計屋さんなので、時計の針は捨てられないパーツだとして、その他の個所はアイテムのデザインを変えてみた。

 

鳥居の内側は、イテテマン表紙(ビックリマンのパチシール)をコイデ風にアレンジ。これも法則に当てはめると、顔のパーツをコイデデザインにしつつ、シルエットはパチ絵に合わせている。よく見ればわかるが、背後にいるノーマルキャラもイテテマンパッケージと似た感じの別キャラにしている。

 

なぜヒゲがあるのか?なぜ、こん棒を持っているのか?は、本家イテテマン(ビックリーシールという名で販売されていた偽物パチシール)の表紙がスーパーゼウスのパチ絵で、杖に釘が刺さっているという、とても神様らしからぬデザインだったからである。その元ネタがわからない人がいても困らないように鳥居の内側には、本家イテテマン(ビックリーシールという名で販売されていた偽物パチシール)の表紙シルエットを再現しているというわけだ。

 

人それぞれにルールや法則が存在する?

これは自分にはわからない。だがおそらくデザイナーやイラストレーターそれぞれに独自の法則性みたいなものが存在しているのではないかと思われる。

 

自分で描いたイラストに自分でツッコムとしたら、楕円や円をフリーハンドで描いているから線がブレちゃうのが悩み。俺は、鉛筆とマジックで描いているので、円の定規も絵柄とサイズが合わなかったり、コンパスも使いにくい。どうすれば綺麗な円が描けるかはいまだによくわからないけれど、そのうち描けるようになるのかなぁ。(汗)

 

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