2016年11月14日:二周年記念作品「サンボット」(レンチキュラー版)解説

 

解説

上下に動かすと絵柄がチェンジングして変化する仕組みの特殊シール。レンチキュラーという特殊素材レンズを使うのだけれど、まずレンズがそこそこ高額。さらに硬くて切りにくい。という難点がある。

 

レンチキュラー効果には2種類あって、次のどちらかのギミックを仕掛けることが可能。

まとめ▼

A:動かすと違う絵柄が見える効果
B:立体的に飛び出して見える効果

 

今回はAで2枚の絵柄が切り替わるギミックに挑戦したわけだけれど、絵柄の枚数を増やすとアニメーションみたいに動かすことも可能。作る際は専用のソフトをPCにインストールして複数の絵柄を読み込めば完成。

 

線に絵柄が交互に印刷され、それにレンチキュラーのレンズを張り合わせれば効果が発動される。ただこのレンズには溝の細かさで値段も違うし、見え方がことなる。ちなみに細くなるほど合わせにくくなる。

 

renti-sanbo2

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普通は、白い紙に印刷してレンズを張り合わせて完成となるのだけれど、今回のサンボットに関してはキラプリズムにレンチキュラーを張り合わせることにした。これによりキラプリズムでありながら、絵柄も変化するようになる。

 

手間は数倍かかるし、レンチキュラーの溝が影になるから色味が暗くなる。そこで白インクは1番高級なものを使い濃度も濃くした。さらにブラックライトでも光るインクを使用!(・・・のはずだがレンズは厚いしキラプリズムだしで、ブラックライトの効果は鈍い。)動画も公開してるのでわかると思うけれど、チェンジグ効果は問題なくOK。プリズムもレンズの厚みで輝き方は違うがキラキラはしてる。

 

ちなみにBの立体柄を作る事も可能だが、レンチキュラーで3Dシールやるならホログラムでやりたいので挑戦しなかった。今回作るにあたりレンチキュラーで作られたオモチャはいくつか資料として参考にしたけれど、チェンジングが個人的にはやりたかったのでAを採用。

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