2016年10月25日:二周年記念作品「スーパーニャンコ」解説

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解説

二周年では作品ラインナップ数が増えた。その中の一つが「三丁目のニャンコ」である。80年代の玩具(オモチャ)をオマージュしていくことを目的にしているが、そのおもな理由の一つが修行という目的がある。

 

これは当時と同じ状態(もしくは似たもの)を再現していくことにより体感として企画やデザインなどを学ぶために必要だと思いやっている。自分の本業は企画職なため、イラストレーターではない。したがってラフ絵というものも描かない。

 

ノートに書くのは文字であり、そのさいに頭に浮かぶイメージを文字を見て思い出すように紐づけし、ぶっつけ本番で描くというスタイルをとっている。なぜ文字なのか?というと企画意図(コンセプト)があるからだ。テーマがあるから作れる。テーマがなければ作れない。だから普通とは違うのだと思う。

 

今も今後もそうだけれど、作る作品によって絵柄のテイストやタッチを変えて違うイラストレーターが描いたように見せたい。なぜならば、80年代のオモチャはメーカーも違えば、デザイナーもイラストレーターも造形師も異なるからだ。

 

これはZineenブランド全体の企画案として最初から考えていることである。そのためには技術力が圧倒的にたりないので日々新作を作り勉強しているわけだ。(ちなみに企画力はあると思う・笑)

 

ニャンコはゾンボールとちがって、かわいい系を目指して描いている。だからニャンコが好きな人はカワイイモノが好みなのではないかと感じる。ただ、ニャンコの世界観における強さの表現とはなにか?を考えたときRPG風になった。もともと三丁目のニャンコは「ニャンコの大冒険」というRPGスゴロクゲームシールにするつもりだったのだ!

 

最初に思いついたのは「キャットフード」で魔法使いをイメージしてたのだけれど、制限がネコのダジャレ縛りという企画だったのでモンスターとかすぐにネタがつきてしまう(ネコの名前のつくダジャレがそこまで多く思いつかない)ため現代風の世界観(近所のネコ)という設定に落ち着いた。

 

つまりこの「スーパーニャンコ」は本来ならば「ニャンコの大冒険」としてリリースするはずであった「ノラニャンコ」のもう1つの姿なのである。

 

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