2014年9月30日オトギーク発売記念in(自作シールこだわり編)

10月2日にオトギークが発売されるので、それを記念した特別記事を書こうと思う。まずは(自作シールこだわり編)

実は、発売直前だというのにまだマイナーチェンジを繰り返している状態。(笑)
ご存知の通りオトギークシールはすべて完全手作業で作られている。

 

なぜ手作業(ハンドメイドシール)なのか?

印刷会社に頼むほうが早いけれど、それだとコストがかかり売値が高くなってしまう。

24枚もあるからさ。1枚500円とかだと大人しか買えないじゃない? やっぱり80年代のオマージュとしては、子供が小遣いで買えるギリギリの値段に挑戦したいというのもあるわけ。

 

でもやっぱり大変なんだわ。特にヘッドシール。

うん。さすがヘッド!手間のかかりぐあいもヘッド級!(笑)

ということで、どこらへんが大変で、どこをマイナーチェンジしているのかを書いていきたいと思う。

 

プリンターと白インクが問題

自作シールの鬼門となるのが白インク。
通常のプリンターでは色の三原色というルールによって白(ホワイト)は発色できないのである。

 

なぜ白インクが必要かというと、下地に白を塗らないと全部の色が透けてしまい、イラストがキラキラして見にくいのだ。

しかし業務用プリンターでは白インクが印刷できるが、200万円とかしちゃう。(汗)

 

そこで私が考えた手法、それは、、、

 
 

筆を使い手で塗る!(爆)

 
 

ちなみにコレが白を手塗りしたシール。(容量が重いので画質は落として掲載)

綺麗♪
でも1枚1枚を手塗りだから超大変!

1日4枚ぐらいしかできない!

 

そこで大半の人は、アルプスのMDシリーズという熱転写プリンターを使うことになる。

熱転写のよいところは、紙を選ばず、白インクを印刷できるところ。
さらには紙を固定する機能もあるので重ね印刷ができる。つまり先に白下地を作り、その上にカラー印刷できるのだ!

さっそく試してみたお♪ (容量が重いので画質は落として掲載)

印刷に線が入る、、、(泣)

しかも爪でこすると印刷がハゲる!

 
 

スクラッチかよ!

 
 

なんて思いつつ、

とりあえず白インクさえ使えればなんとかなるので白下地専用として使うことに。

ちなみにこれじゃ印刷汚いので、カラーリングは別のプリンター使って上から印刷することにした。

 

20年前のプリンターであるアルプス

でもねー、アルプスのMDプリンターは、すでに販売中止されてて、インクも在庫あるのみなんだー。

 
 

ハイジー!!

 
 

クララが立った!
チクビも立った!

などとボケてる場合ではないのです!

 

白インクは石油と同じ限られた資源。枯渇する前に代行手段を考えなければならない。

 

海外の白インクを探してみた

いろいろ調べてみると、アメリカとドイツにインクジェット用の白インクが売ってあった。 しかも40ドル(約4000円)

 
 

キター!?(゚∀゚)

 
 

専用プリンターが20万円ナリ。

 
 

キテネー!!(T_T)

 
 

メーカー特注で白インクを作ってもらう

まだまだ諦めないぞ〜、諦めたときが試合終了なのです。

すると、どーやらレーザープリンターは特注で白インクを作ってもらえるらしい。

 
 

キター!?(゚∀゚)

 
 

白インク1本、3万円です。

 
 

キテネー!!(T_T)

 
 

そして伝説の白インクへ・・・

そんなこんなで、今実験してるのが、、、

 
 

自作シルクスクリーン印刷!

版下作って手塗りで白インクを印刷する版画の手法。

上手くいくかどうかは、また発表しますわ。

 

とりあえず、白インクというのは、これだけ苦労するという、お話ね。

 
 

多少のズレは許容範囲

手作業なので、ズレはしかたがない。

今のとは逆に下地の白インクが表のカラーからはみ出すのはOK。

 

では、どのぐらいのズレなら平気なのか?(容量が重いので画質は落として掲載)

左がズレなし。右が白ズレが少しある。

下地の白インクが見えてしまうのは、80年代のシールでもよくあることなので、これぐらいなら許容範囲として扱っている。

 

やはりハンドメイドの手作業なため、そこらへんは「運と慣れ」のところが多い。

こうしてオトギークは、完成していく。

第1弾 オトギーク(80年代風シール)24枚入り
第1弾 オトギーク(80年代風シール)24枚入り

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