自分は、そう思うし、そういう会話が好きなので、自分が作るモノにも、そういう仕掛けをふんだんに盛り込んでいる。
俺は比較的、幼少期のオモチャや雑誌など何でも捨てないタイプだが、全てのものに残す理由があり、また手放す理由もある。
理由なく集めるということは、まずない。だから思い入れもエピソードも、購入したもの全てに語れる。(と思う・笑)
例えばモンキーパンチ
ルパン三世が有名だが、俺はモンキーパンチそのものに興味があり、まず日本人なのか外国人なのか謎だった。
小学生の頃にパソコン検索エンジンなど存在しないし、ルパン三世の原作本など自分が生まれる前に連載終了しているため入手もできない状況。
ひたすら古本屋を探して、やっと見つけたのがコレ!
で、モンキーパンチは日本人なわけだが、この人、年齢のわりにデジタル導入がすごく早い。『どらきゅらくん』がアナログで『千夜一夜物語』はデジタル。(現在は全てデジタルだが77歳でっせ!)
漫画の中でも、黒電話全盛期に携帯電話が出てきたり、未来をいち早く予想している。ただし掲載されている漫画雑誌がマイナーなためか雑誌が休刊されることが多く最終回をむかえない作品も多い。
らんま2分1 の主人公はシンデレラボーイが元ネタ
この作品も雑誌が休刊で1話で終了。別バージョンがもう1話あり、混ぜたアニメも存在する。ちなみに、高橋留美子の『らんま』の名前由来はこの作品が元ネタ。
もうちょっと語ると、この雑誌が休刊するのはマニアック過ぎたかなと。出す時代間違えてるかも。だって、、、
アメコミの描き方とか教えてるからね!(笑)
ブログの一人称にも理由がある
このブログでは、敬語をあまり使わないようにしている。それにも、もちろん理由があって、昔の『ボンボン、コロコロ、わんぱっく』などの雑誌を意識した表現サイトにしようという狙いがあるからだ。
あの手の雑誌は、敬語はなく『〜だぜ!〜だぞ!』みたいな表現が使われていて、
また一人称も、『私』ではなく、『ぽっくん、ワイ、俺、おいら、僕』などが使われる傾向にある。
さらに特集記事には、オモチャやシールなどが扱われ、子供向けなわりには、子供に難解な漫画が掲載されてるのも特徴。(笑)
しかも500ページとか辞書なみに厚い!
そういうメディアがあったうえで、菓子オマケが特集されるギャップが良いわけで、それをどのように表現するかを模索しているのが、このブログ。
ようするに、まだ開発段階であるわけ。んで、そういう構想がある前提で追いかけてもらうと、また面白味も増えると思う。
点が線で繋がるギミック
表面的ギミック
表面的ギミックは、目で見て触り楽しめるやり方。
温感シールとかダブルシールとか。キラプリズムやホロシールとかね。
内面的ギミック
内面的ギミックは、頭で脳内補正して楽しむ仕掛け。
似ても似つかぬドット絵とパッケージイラストを頭で連結するとか、シールイラストと裏書からストーリーを読み解くとかね。
作者が作品を通して何を伝えようとしているのかが自分の集める基準値
あくまで自分の場合ね。これは映画とかでも、普通の本でも、科学実験でも何でもそうなんだが、語られている信念と実際の行動がともなっているかどうかが大切。
パフォーマンスのためにスピーチライター雇う職種じゃないわけだから、表向き語れない事を隠して出すみたいな表現はできるわけよ。
例えば、、、
ヤン・シュヴァンクマイエルを単なるコマ撮り技術の凄さのみで見るのか、政治的な主義主張を踏まえて見るのかでは得られるものは違う。
マルセル・デュシャンの泉という作品を、単なる手抜きとして見るか、それとも業界に対する皮肉として見るかでは感じるものは違う。
バンクシーの作品を犯罪として扱うか、芸術として扱うかでは、深い考察や意見なくしては語れないはずだ。
注意しないといけないのは、深いメッセージ性があるわけでもないのに、深く考えさせようとする目的で複雑に作られているモノ。
複雑な論文も、実は嘘でしたみたいなオチだと、費やした時間は戻らないんだよ。
多くは表面的ギミックが語られやすいが、内面的ギミックも大切で、やはりそこを語れる人は語るほうが、それじたいも、ある種の資料性が高い発言になっていくし、新たな楽しみ方のベクトルがうまれる。
例えば同じゲームでも、レトロゲームとリアルゲームではグラフィックはおろか楽しみ方すら違うのだから、別物である。
時代が古きものを排除してるのではなく、意識や視点がそうさせているに他ならない。
語りべがいないと情報がなくなる
イースター島のモアイに昔の文字が刻まれてて、考古学者などが解読してるけど、実はこのモアイ文字は、100年ぐらい前まで読み書きできる人物が存在していた。
ようするに誰も引き継がなかったために、謎の文字になり、今では何が書かれていたか不明になってしまったらしい。
だから、語る事にも意味はある。集める事にも意味はある。オトギークにも意味はある。(笑)
ようするに言いたい事は、、、
これかなと。(笑)いつのまにか指導されてたようだ。