写真では、とりあえず1000枚を積み上げてみました。
身近に比較するものがファミコンしかなという…おもいっきり時が止まっていますね。(笑)
この2ヶ月間は毎日シール&カードを制作しているわけですが、1日における裁断の限界はどのくらいだろう?と思いまして挑戦してみました。
裁断の限界を超えると金髪になって伝説のスーパーほにゃらら~・・・みたいな状態になれるかと思いまして調子に乗って裁断し続けてみましたよ。
1日ぶっとうしで1000枚ほど裁断してみた結果・・・・
眼精疲労で目が激痛!
首が曲がらなくてコルセット装着! 頭痛とめまいでフラフラする!過労死寸前じゃねぇかぁぁ!!と、大変な目にあいましたとさ。(汗)
で、現在は眼精疲労が治ったのでコツコツと裁断作業を終わらせてるしだいです。
小さなことからコツコツとやで~やすし君~~(このネタわかる人どれだけいるんだろ?)
◆プリンターも過労で倒れる
1枚のシール&カードを制作するのに約5台のプリンターを組み合わせて印刷してるのですが、さすがに印刷しすぎたのか調子が悪くなってきています。
作り方の手法は何パターンかあるのですが、一番安価に作れる方法が現在使えません。
白印刷の上から直接印刷するというやり方ができなくなり、かなり厳しい状態です。
また、以前話しましたが、シールを作る際の材料を購入していた問屋が潰れ、工場直下で取引しているのですが、問屋時代と比較して品質がよくない。(しかも価格も上がってしまった・・・)
工場直下の会社取引なので、段ボール箱買いです。仕入れ値の1枚単価は下げられてもトータルでは数万円の原価を支払っているわけです。
この工場からしか入手できない材料でして、それをつかわないと現在の低価格帯で販売することは不可能なわけで・・・
次に材料を購入する際に話し合って品質向上してもらえるのか?もしくは印刷会社を使って作るしかないという選択を迫られています。
◆印刷所に見積もりを出してみた
印刷会社で両面印刷(裏書も印刷してもらうため)で裁断もしてもらう場合だと、1枚の原価が約200円近くします。(枚数にもよりますが100枚印刷しても原価100円以上です)
うちの売値の平均価格が約100円なので、間違いなく赤字です。
ただ、作る枚数が多くなれば1枚単価は安くなるということで、多面刷りが可能なオフセット印刷で見積もり出したのですよ。
現在ハンドメイドで制作している価格帯で販売し続けるために、印刷会社で刷らなければならない枚数とは?
印刷会社で何枚印刷すればハンドメイド価格に追いつくのか?見積もりしてみた結果
写真は裁断済みのデンギガ。この枚数を全部、角を丸くする作業がまっております。間違いなく手が痛くなる・・・(汗)
シール&カードの見積もり依頼を印刷所に出したのですが、1枚単価を安くしないと、zineen-shopで現在販売している価格帯を継続することができないわけです。
印刷会社の仕組みとして多面刷り(複数の絵柄を1つの版にする)したオフセット印刷で合計枚数が多くなれば1枚単価は安くなります。
まぁ、ラインナップやキャラクター数は今後も増えていくわけですし、今現在でキラプリズムなど特殊素材系だけでも300種のイラストがあるので合計枚数が多い分については問題ない。(程度にもよりますが・笑)
重要なのは1枚単価がどれだけ安くなるかの合計数が知りたかったわけですが・・・・
10万枚です!
ようするに10万枚ほど印刷しないと安くは作れないというわけですね。実は驚く個所はここではないのです。
だって裁断などの手間と印刷の綺麗さなどを考えれば将来的に発注してもよいのではないかと・・・(とはいうものの高額だけれど・汗)では、何があっと驚くタメ五郎なのかというと~~~
全部イラレのデータに変換しないといけなくて、その変換料が1絵柄につき3000円はかかる。(総額100万円)
1枚もシールを印刷しないで100万円はかかる。そもそもマジックで書いているアナログ線なうえ、データはフォトショ。
イラレデータであれば変換料100万円は無料なのかもしれないけれど、いまから自力でコツコツと300種類以上のデータ作り直す暇なんかないわけですよ。
10万枚以上をオフセット印刷しても、ある一定数の単価以下にはならないそうです。
1円以下とかそういう領域にはならなくて、下値の限界値というものがあるわけですね。
大手メーカーがどのぐらいの費用で印刷しているか
これで全体的な原価は把握できたので、大手メーカーがどのぐらいの費用で印刷しているかとか、インディーズ業界がどのぐらいの原価で印刷所で刷っているかとか、だいたいの真贋のめどはついてきましたから、
トータル的に見てもハンドメイドにおけるコスト削減は極めつつあるわけで、工場と直接やりとりして材料仕入れたりしている現在、次に目指すべき個所は「時短」だと思いました。
作る枚数や労力のかかる素材の見極め、バリエーションを少なくして新作を作る時間を確保するなど、そろそろ次の領域を意識するべきときなのかもしれませんね。う~~ん、まいっちんぐ。(泣)