2017年9月19日:死活問題じゃぁぁ!!!問屋が潰れてさぁ大変!

死活問題じゃぁぁ!!!問屋が潰れてさぁ大変!

死活問題じゃぁぁ!!!

・・・と冒頭から叫びたくもなりますよ。やっとこさゴム素材から量産の流れが構築できそうだなという矢先に、
「問屋が潰れたぁぁ!!」というサブプライムローンなみの大恐慌が突然おそってきたわけです。

 

シール&カード1枚を制作するのに、プリンターを約5台使って印刷するんですね。
「トランプタワー」ならぬ「プリンタータワー」がアトリエにそびえたっておりますから。

 

でもって、シールを作るさいに使う材料も複数ありまして、
それも業者を探して格安な問屋を見つけて段ボール1~2箱買いという、そこそこ大口な買い方をしております。

 

それにより1枚単価を安くできるので、売値も何とかおさえていくことが可能だったわけです。

まぁ、1枚の利益でも数十円だから薄利多売だけれど、それでも赤字にならないのは、
ファンの皆様のおかげと、材料元の購入先となる問屋があったおかげですよ。

 

それが潰れてしまったために入手困難になったのが今回のできごと。

 

◆問屋先に連絡して相談

死活問題じゃぁぁ!!!問屋が潰れてさぁ大変!

死活問題じゃぁぁ!!!(2回目)

 

というわけで問屋先に連絡して何とかならないかと相談したら、工場を紹介してもらえることになったんですね。

ようするに直接工場から買い取る流れになるわけです。でもって工場と交渉して見積もりをだしました。次の3つの選択肢により、今後の方向性が決まるわけです。

 

3つの選択肢▼

1:問屋より安く入手
2:問屋と同価格で入手
3:問屋よりも高額で入手

 

この1~3のどれになるかは工場の見積もり次第。

1~2ならもちろん、このまま今の手法で制作できますが、まんがいち足元みられて3を選択しなければならない場合は、現在の販売価格(最安値1枚50円)は継続不可能です。

 

材料は複数あって他にも工場取引してるものもあるのですが、今回の材料は【白印刷するうえで必要不可欠なモノ!】だから叫びまくりの為五郎なわけであります。

 

◆材料はネット通販では購入できない

ちなみにこの材料はネット通販では購入できないため検索しても出てきません。

というか、いくつか工場とやり取りはしてきましたが・・・メールなんていう近代科学が生んだ伝達方法は使われておりません。そもそも相手側がメールアドレスを持っていないですからね。(笑)それぐらい材料を仕入れるのもアナログ的なわけですよ。

 

ちなみにキラプリズム素材も近年はPP素材(透明キラを上から貼り付けるプリズム)に切り替える工場が多くなっています。

 

まだキラプリズム素材はネットでも購入できるし入手できますが、だんだんプリズムシールも作るのが大変になってくるのではないでしょうか。

 

こういう情報って現場知らないとわからないかもしれませんが、オモチャ文化を守っていくというのも大変な作業なわけです。

 

ということで、状況によっては、今後販売する作品の価格が値上がりする可能性があります。材料の仕入れ額によりますので、今現在は何とも言えませんが、我々は工場が材料や素材を作り続けてくれることを祈るしかないです。

 

◆工場の見積もり結果が送られてきた!

上の記事で説明したように問屋が潰れて材料が確保できなくなり工場直通で購入することになったお話のその後。

 

結論から言うと・・・材料費は値上がりしました!

 

まぁ、仕方ないです。入手ルートがそこしかないので。ということで、来年あたりから販売価格が変動します。

 

ニャンコやパチの引き物50円は厳しいので値段と売り方を変える予定です。またチャリティーTOYも寄付金と原価の差額が変わるので仕切り直さないといけませんね。

 

まぁ、値上げしても安価なので大丈夫でしょう。安価にこだわるのは、売る為とかの戦略ではないので、あしからず。玩具に興味ない層にとっての間口を広げるためには価格帯のフックが必要なだけです。

 

ようするに需要を増やすための入口ですね。

 

興味ある人にアピールする事と比べ、興味のない人に興味を持ってもらう事って数倍は難しいのだけれど、この壁をクリアしないと業界全体の数が少ないから市場が成立しなくなる。

 

それを防ぐために費用対効果を徹底しているわけです。

 

おそらく僕が言っている意味がわかる人は少ないでしょうけれど、ミクロとマクロの両視点で考えていると理解していただければよいかなと。自分としては数年先まで計画は決まっていて、日々淡々と進めるだけなので。

 

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