解説
ムーンモモタVS天空帝ランピュータの戦いで変身したランピュータの攻撃により、ピーチボットが破壊されモモタは「天空の玉」とともに火山口に落下してしまうというシーンをシールにしたもの。シールを見る順番でストーリーが把握できるようになっているので、【ムーンモモタ火の玉バージョン⇒ピーチボット⇒モモタ落下】で意味がわかるはず。
もうちょい物語に忠実にすると、あいだにヒミコとランピューターのシールを挟めていくことで内容がわかるようになっている。ちなみに手放している玉は「天の玉」蛇のムチをもっているバージョンでは「火の玉」を持っていて、こちらはアマテラスに挿入してあったものを取ったため(入れ替えた)ので天空の玉をランピューターの攻撃により落としてしまった部分を表現している。
何度も言うように、自分にとってシールの醍醐味は小説や漫画や映画と同じことを表現できるというところにある。そのために脳内補正が自動的におこなわれるオモチャという媒体で独自ストーリーを展開できるこの手法は、80年代特有のものだと思っている。
例えばゲームも同じでドット絵とパッケージイラストの中間を補うのが脳内補正であり、そこに楽しみ方があったように思う。90年代中期からポリゴン主流でレトロゲームも次世代ゲーム機におされて、そこからリアルなものや綺麗なものという部分が注目されるようになって現在にいたるわけだけれど、やはり住み分けがが大切かなと思う。
文明社会の国が必ずしも全てとはいえないわけであり、自然と共有する生き方を望む人だっているわけだ、スローライフもいれば、イケイケに生きる人もいる。同じようにマーケット市場や生活環境(オモチャやゲームやARTも含む)あらゆることに、それは言えるのではないかなぁ。