2020年1月20日:第9弾「オトギーク」解説

◆マヤ文明の象形文字と地底女王

この弾で地底人種の女王が登場する。蟻の巣の女王だから「蟻巣」。元ネタは天外魔境のマダムバーバラというボスキャラがいるのだけれど、それを意識している。

 

画像は、鉛筆で描いた下書き。見てわかるように模様が非常に複雑。これは「マヤ文明展」という展示を見に行った影響で、こういう象形文字を模様にしてみた。

 

この「地底女王蟻巣」と「地底人種」は30弾以降で非常に大切なキーポイントになるのだけれど、そこまでの解説にいくには、まだまだ先が長い!(笑)

 

シール化するさいの心配だったのが、この模様が縮小されることで潰れないかという部分。

 

これがデジタル画なら、拡大も縮小も自由だけれど、【鉛筆画→マジックでペン入れ→PCにスキャン】というアナログ作業だとそうはいかない。ミリペンで少しづつ描いて人物線と模様の線の太さを調節して印刷で潰れないように努力したのが大変だった思い出。

 

◆「特別プリズム」の印刷範囲が・・・

発展途上国プリンターだと印刷範囲が4.9cm×4.9cmの正方形で印刷して裁断で1mm減るため4.8cmサイズになる。ところが劣化問題が発覚してから、高級プリンターで印刷するとアンカットの上下が1mmほど印刷できないことが判明。

 

銀プリズムは問題ないけれど「特別プリズム」(自分でカラーを指定してプリズムを作る印刷手法)だと上下が1mmほど印刷できない。

オトギークはヘッド(キラプリズム)のキャラが8枚あるので、4枚は「特プリ」で残り4枚は「銀プリ」で対応するしかなかった。だから新印刷するさいは、いくつかのキャラクターは銀プリとして作り直している。

 

ようするに特プリで印刷が薄く劣化しているのは、初期版のエラー扱い。そこは全部、新しくシールに印刷して購入者に無料配布したので問題はないが、資料的には貴重かもしれない。

 

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