シール解説
ニャンコシリーズもダジャレモチーフで作られているので、名前を先に考えてそれにあわせたイメージをイラストにしているのだけれど、元ネタを知っているか知らないかで楽しみ方が変化すると思うんだ。この「黒猫のタンゴ」も昔の歌謡曲?(自分の時代よりも古い昔に流行った歌)からつけている。タンゴはダンスの踊り方。
黒猫って絵柄で表現するのが難しくて、基本線が黒なわけだから色も黒だと何が何だかわからなくなる。そこで線を白なり他のカラーなりにするという手法を使ってみた。この反転手法というシールは80年代当時だと「レスラー軍団ダブルシール」が初めてアルミシールで使われた表現手段だと思う。
だからあえて黒スーツの殺し屋ネコという設定にしてみた。知らない人は説明されて初めてわかるわけだが、シールマニアならそういう部分にはすでに気がついていることだろう。。。。か、どうかは謎だけど。(汗)
こういう反転手法はイラストのカラーリングがわからないから好き嫌いわかれるのだけれど、逆に黒一色のキャラクターの場合だと助かるよね。元の色も何も黒いキャラだからそれ以外の色などなにもないし。(笑)
こういう表現手段を学ぶという意味でも80年代をモチーフにして制作していくというのは自分にとっての修行みたいなものなのである。