以前から御札(護符)シールを
額に貼り付ける仕掛けを作りたいと思っておりました。
作る際は、権利関係とかそういう調査をしたうえで企画するのですが、
「キョンシー=中国語で屍の意味」ということで問題なさそうです。
服装は満州の官僚が着ていた衣装だということで、
これも年数が経過しているので大丈夫のようです。
巫女などの日本の衣装には著作権がないとのことで、
「巫女」を主人公にしました。
巫女と言えば「七福神」なわけですが、
これも古来の神様ということでパブリックドメインなためモチーフにいたしました。
巫女と言えば「七福神」の理由
これは奇々怪々というゲームが当時ありまして、
その主人公が巫女で貧乏神に囚われた七福神を救出するという内容だったのです。
前記のように「巫女」「七福神」いずれもパブリックドメイン(版権が切れている)
ため使いたいほうだいです。
ではなぜ奇々怪々をヒントにしたかといいますと、
資料本のイベントに行ったさいに、奇々怪々の資料本があったのですね。
そこで偶然、開発者の人が遊びに来ておりまして、
少しお話を聞くことができたというのが大きいです。
そもそも奇々怪々で遊んだのが小学生低学年の時期で、
ゲームセンターで遊んだ記憶があります。(ディスクシステム版ももっています)
ディスクシステム版には七福神のフィギュアが付属していたのですが、
これがいくら探してもみつからない。幼少期のモノなのでなくしてしまったようで・・・
それが悔しくて設定に七福神を登場させて気持ちを落ち着かせたというわけです。(笑)
◆絵柄について
キャラクターごとに、イラストのタッチを変えて描いておりますが、
全部同じ作者(Zineen)であります。
違う雰囲気を出すために、
ペンや書き方など手法を変化させています。
それなりに、こだわって描いております。
◆遊び方など
シールというものは、貼れればいいわけじゃないのです。
『なぜシールなのか?』ということが重要であり、
この本質を追及しなければ意味がないわけですよ。
「貼られたら貼り返す」というルールや、
「めくるとパワーアップ」みたいな表現など、
30年間でやりつくされたアイディアを紐解きながら、
新しい手法や仕組みやルールを作っていく。
そこではじめて「作家」という本質が出てくるわけですね。今回の作品は「曼荼羅を作る」という目的があります。