魔剣戦士ビックリマン2000イベントに参加したのでレビューしたいと思います。トータル人数は30名。女性の方もおられまして、ファン層は幅広い感じです。
◆ジャンケン&ビンゴ大会で原画プレゼント
どちらも負けまくり。まさかの負拳戦士でした。(笑)そういえば確率の本にジャンケン必勝法が掲載されてたのを思いだしたけれど後の祭り。ジャンケン練習してから行けばよかった。
◆エサカさんのイラスト原画観覧
プレゼントとは別途に原画ファイルを観覧できました。彩色に使っている道具とか、ペン入れの修正液の度合いとかを注意して見ましたね。
僕は、もともと観覧して思考することが好きなので、普段から美術館などで遺跡を見たり、浮世絵を見たり、とかよくしますが、今回のような原画も同じような視点で見ることが多いです。
作者の思いなどを作品から読み解く作業を頭でするわけですが、まぁ今回は作者が目の前にいるので直接聞けてよかったです。(笑)
◆ビックリマン2000のコンペは戦国武将なみの勝ち抜き戦
部屋に20人ぐらいのデザイナーが呼ばれ、キャラ名と枠線の書いた白紙を渡されて自由に描くのがロッテからの宿題。
後日勝ち抜き戦に勝利した人が、ビックリマン2000を描けるという、まさに超人オリンピックみたいな戦いを制して決まったそうです。
◆上京してもバイトはしないで絵で勝負
エサカさんの過去話ですね。書けないことも多いので、厳選しますが、このエピソードは書いといたほうがよいと判断して記載しておきます。上京したての頃、仕事がなく食べていけなくてもバイトはしなかったそうで、ひたすらイラストを描いて営業に行く毎日だったそうです。
バイトで生活できるようになると、そちらに生活のシフトが偏るため甘えてしまうのを防ぐためと言っておりました。自信と覚悟がないと背水の陣はひけないということだと思います。
◆キャリアによるメリット&デメリット
これも印象に残ったエピソード。イメージがつきまとうという部分なのかと思いました。例えば役者の配役がヒットして有名になると、次からその役のイメージでしか見られなくなるみたいな。新しい事がしにくくなる。
それと同じような状態がキャリアを重ねると出てくるとの事。これはジャンルが違っても同じような経験を誰もがするのかも知れませんね。
看板で仕事するのと、看板を築き上げるのと、どちらの過程を選択するのかタイプによりけりなのかも。
◆80年代版魔拳戦士の原画はすでになくデザイナーも不明
80年代版の魔拳戦士は、原画もなくデザイナーも不明だそうです。ということは、今あるシールが世にある全てということです。古代遺跡とかと同じように、所有者が全員シールを処分してしまうと、そのイラストや企画は、この世界から存在そのものが消えてしまうわけです。
ジャンケンというシステムが理解してるのは子々孫々と伝達しているからであり、継続が中断されればシステムは崩壊しますから。
ちなみに北欧あたりでは、物事を決めるのにジャンケンではなくクジで決めるのが主流なためジャンケンするタイミングが合わなくて成立しないそうですよ。