ホラーボールとは、1980年代に販売されたボール型のモンスターである。
もとは米国のマッドボールを日本版にしてホラーボールと改名し販売されたものだが、欧米では『ボール形状のものに造形をほどこすアートスタイル』という手法として確立されている。
例えばモンスターだけでなく、ボールに恐竜を造形したり、その大きさも大小さまざまで、世界中であらゆるアーティストがマッドボール(ホラーボール)オマージュ作品を発表しているのだ。
日本版ホラーボールの種類
日本ではバンダイと明治とコスモスがホラーボールを80年代に発売している。まずはバンダイ版から見てみよう。
バンダイ版ホラーボール
体の後ろにボタンがあり、押すと頭が飛び出す仕組みになっている。
さらに、お払いと称した『お札』も付属。
その他、乗り物などもある。
明治版ホラーボール
続いて明治版だが、バンダイ版に比べると非常に小さく、ボールの配色は適当に塗られている。明治版とガチャガチャで販売されていたコスモス版はほぼ、同じもののようである。ボールの他にバッジもある。スーパーや駄菓子屋に、こんな不気味なものが普通に売られていた時代だ。
ちなみにバッジは暗くすると光るギミックがほどこされているのだ。
日本版オリジナル展開『悪魔の目玉』
ホラーボールシリーズでも日本オリジナルで開発されたのが悪魔の目玉である。ホラーボールの目玉をのぞくと、頭の中に隠れているもう一匹の悪魔の姿が見えるギミックになっているが、ほぼ別物。
海外のマッドボール(ホラーボール)展開
これは当時フランスに行ったさいに購入したマッドボール(ホラーボール)である。
これは中国製のマッドボール(ホラーボール)ものグッズ。
あげればキリがないが、とにかく世界中にマッドボール(ホラーボール)は存在しているということ。
アメコミ版マッドボール(ホラーボール)
ちなみに漫画にもなっている。これは当時の海外版だが、日本でもコミックボンボンにて漫画化されていた。
詳しくはコチラ→ホラーボールが80年代ボンボン誌上でマンガ化されてた!(笑)