第5弾 オトギーク ストーリー

オトギーク ストーリー

森林に取り囲まれる活火山。そのはるか上空に天候をつかさどるアマテラスは、まつられていた。地球に農作物を与え食料自給率を上げることを目的に、太陽から派遣されたサンヒミコは、このアマテラスを天候の神として崇め、天気予報を人々に伝えるのである。

天気を予測することにより、雨、晴、曇、雪、全体を通した調和が保たれているからこそ、食物が育ち、そのサイクルの中で生物は生存できるという教えを説くことが、アポロより命じられたサンヒミコの役目。

しかし、そのサイクルは崩されようとしていた。。月女帝カグヤの命令でヒミコの持つ「火の玉」を奪うためムーンモモタが、そっと忍び寄る。

実はアマテラスは神という生物ではなく、大雨や日照り続きなどの大災害を防ぐために設置された天気を操作するスロットマシーン。アマテラスの中央に設置された「天の玉」を回すことで、その日の天気が決まるのだ。

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「火の玉」は【雨、晴、曇、雪】の出目確率を過去データから予測。その数値が玉に映し出され、それをヒミコが予報士として人々に伝え信仰心を煽ることで民が堕落しないようにしていた。

アマテラスは上空を浮遊しているため「天空の玉」を回すには空を飛べる者が必要不可欠であり、その役目を担うのが天空帝ランピューターであった。空には空。森には森でバランスを保つための長がいるように、大地の長になるべくヒミコは、信仰と天候を利用する事にしたのだ。

いつものように、ヒミコが「火の玉」で天気予報を行おうとしたとき、背後から蛇の形をした鞭(ムチ)が襲いかかる。両手を縛られ手篭めにされると思いきや、実はその蛇、カグヤの髪の毛。目が合うと金縛り状態となり、噛まれると毒で蛙(カエル)となってしまう。

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ヒミコが蛙になっている隙に、ムーンモモタは「火の玉」を奪い取り、急いで桃型宇宙船「ピーチボット」へ乗り込み上空にあるアマテラスのもとへ向かった。

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アマテラスの中央部に設置された「天の玉」。これを「火の玉」と交換することで、アマテラスは暴走し天候は乱れ、大災害が起こってしまう。カグヤの狙いは、天候悪化によりサンボットのパワーを半減させることにあったのだ。

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しかし「天の玉」が外されるとセキュリティシステムが作動し、天空帝ランピューターの脳波に信号が送られる仕組みになっていることをモモタは知らなかった。

異常を感知したランピューターは、急いでアマテラスの元へ向かったが、時すでに遅し。玉はすり替えられ、モモタはピーチボットで逃げようとしていた。怒るランピューターは、大鳥に変身しモモタの後を追う。

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モモタはピーチボットに装備してある大砲から黍弾子(きびだんご)という爆弾を連続で発射し攻撃するも、ランピューターの強さはそれ以上。両羽で風をあおぎ爆弾を弾き飛ばしてしまう。

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跳ね返された黍弾子がピーチボットに当たり、大爆発を起こしてしまい、ムーンモモタは「天の玉」と共に山の火口へと落下してしまうのであった。

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