【オトギーク】解説

オトギークというタイトルの意味は 「おとぎ話+ギーク(英語のスラングで深い知識を有する者という意味。 日本ではオタクと訳される場合もある。)」という部分から名づけた。

フランスの展示会にて原画展を開催し完売。 日本では定期的に販売を継続している長編シリーズである。

イラストと裏書の説明を組み合わせて連結する物語を構成させるシール。 映画や小説や漫画のようにストーリーを楽しめるのが特徴。このままいくとシール業界最多の弾数になりそうである。

ジニーンショップ

STORY

第1弾ストーリー

宇宙暦xxxx年、第1銀河は 太陽を中心とした惑星連盟を築き上げていた。

太陽は莫大なエネルギーを資源とする星であるため、 連盟の中心的存在として扱われている。

しかしその莫大なエネルギー資源を我が物にしようと企む星があらわれた。それが月である。

惑星「月」は、かつて巨大な文明帝国を築きあげていたが、資源は枯渇し衰退の一途をたどっていった。

月の支配者であるカグヤは、エネルギーの源である太陽の玉を奪いとり 他の惑星のライフラインも手中に納めようと考え、月軍を結成。

月は心の欲望を増幅させることが得意な惑星であり、 カグヤは欲望を喰らい生命を保ち続けていた。

まずは月軍隊強化のため、欲望が増幅しやすい星「地球」へと 3人の刺客(ムーンモモタ、ムーンキンタ、ムーンウラシマ)を送り込んだのである。

彼らは部下の月軍を引き連れ地球侵略へとのりだした。

一方カグヤの侵略の噂を聞きつけた太陽帝アポロは、

計画を阻止するために太陽軍とともに太陽戦隊、 三(sun)銃士「サンイーグル、サンパンサー、サンシャーク」を地球に向かわせた。

空地海それぞれの得意分野を生かし、太陽軍は月軍の野望を阻止するのだ!

第2弾ストーリー

「貢物を授けよ」詐欺、アル中、ギャンブル依存、麻薬売買、、、 カグヤは地球にある欲望を喰らい、さらなるパワーアップをはたした。

しかし地球の欲望の質は悪いらしく、 その影響でカグヤの姿は醜い蛇女と化してしまう。

「自分を美しく見せたいのであれば他をより醜くすればよいだけのこと」 この屈折した考えは月の玉を通しムーンパワーとして3人の刺客にも影響をもたらした。

ムーンモモタは、赤鬼。 ムーンキンタは、熊。 ムーンウラシマは、半魚人亀。

獣と化したことで大幅に力が増した月軍団。 太陽軍はいっきに劣勢へと追い込まれてしまう。

「このままでは敗北してしまう・・・」そう思われた瞬間、太陽から眩い光が発射された。 アポロが太陽の玉からエネルギーを分け与えサンボットを出動させたのだ!

「エネルギーチャージ完了!」

サンイーグル
サンパンサー
サンシャーク

三銃士は武装しパワーアップ。巨大ロボットであるサンボットに乗りこみ月軍団を打ち負かしたのである。

第3弾ストーリー

海深くの海底に存在する城。それが竜宮である。

太陽エネルギーがアポロによる「太陽の玉」によって守られているように、 自然界に置ける海や川といった地球の水源は、

竜宮の女王【湖竜女王マリン】の「水の玉」と 【海蛇王ハクジャ】の「海の玉」により調和が保たれていたのであった。

マリンとハクジャには【音姫】と【タツノコ王子】という2人の子供がいた。 そしてハクジャが王子と修行の旅へ出ている最中に今回の騒動が起きたのである。

規律を重んじる竜宮では、生きるということは すなわち修行であるという思想が根底に存在する。

海洋生物は修行をつむと擬人化する能力を得ることができるということで、 竜宮に住み込みで修行する者達(魚類、軟体動物類)は多い。

そんな修行僧達を導く役割なのが【盲導和尚】。

複数の目を光らすことで、 深海の闇にも光源をもたらす能力を持ち城内はつねに明るい。

そして和尚の一番弟子である【デア芳一】。 彼は生まれつき盲目であったが、その分、聴覚が研ぎ澄まされているため、些細な音にも敏感に反応する。

目は見えなくとも素早い身のこなしで

様々な格闘技術を習得していたため「水の玉」の護衛を役割とされていた。

ただ【盲導和尚】が頭を悩ましていた問題は、 【デア芳一】の向こう見ずな性格である。

集中力があるのは良い事だが、一つのことに夢中になると周囲に意識がいかなくなる。

「水の玉」の護衛についてからというもの、【デア芳一】は

【湖竜女王マリン】を守る気持ちが、いつのまにか恋心に変化していっている模様。

「もしも願いが叶うなら、一目マリン様のお顔を拝みたい…」芳一の思いは日に日に増していく。

実は「水の玉」には【湖竜女王マリン】の魂が封印されている。

これは先祖代々、竜宮の女王になるものの掟であり、

自らの意識を玉に封じることで巨大な水流パワーを操る能力を得ることができるのである。

自分自身を犠牲にする自己犠牲愛の気持ちがあってこそ、

水の調和を保つ力で、海底にある竜宮を平和に導くことができるというわけだ。

そのため【湖竜女王マリン】の言葉は、 「水の玉」から発生するホログラム化したヴィジョンによって投影される。

しかし目の見えない【デア芳一】にとっては、

その姿を見ることもできないため、思いはいっそう強くなっていくばかり。

この気持ちを利用しようと企む怪しい影が竜宮城内へと忍び寄る。。。

そう!欲望に漬け込み身も心も支配しようとする月軍団の使者【ムーンウラシマ】である!

実は、竜宮城内には月軍団のスパイが多数存在していた。

というのも、修行により擬人化することができた海洋生物と、 擬人化できずに魚類、軟体動物類などの姿のままである者達との間に差異があることで、

不満がたまっている家来が多数いたためだ。

その欲望を刺激することで、簡単に【ムーンウラシマ】は竜宮への侵入に成功したのである。

安心鉄壁、つねに防御姿勢を信条とする【ムーンウラシマ】は、 まず【盲導和尚】の背後に近づき自らの甲羅を和尚に被せた。

【ムーンウラシマ】の甲羅を被せられた【盲導和尚】は【盲目和尚】へと変身して洗脳されてしまう。

洗脳された【盲目和尚】は、【デア芳一】に愛の告白の仕方をアドバイスする。

「何かを得るためには何かを失う必要がある。」

「目を得たければ耳を失え。 マリン様と共にいたければ己の姿を水の玉に封じよ。」

「そしてアイ(愛・eye)の歌をこの三味線で奏でて皆に祝福してもらうのじゃ!」

恋は盲目。【デア芳一】は【盲目和尚】のアドバイスを実行にうつす。 そのため、【デビル芳一】へと変貌してしまう。

皮肉なことに【湖竜女王マリン】の「水の玉」パワーは、

玉に魂を封じることで力が発揮される仕組みではあるが、

逆に肉体へと玉を封印されてしまうと水の力を使うことができなくなってしまうのであった。

【デビル芳一】が奏でる三味線ソングは、欲望を増幅させる効果があり、

竜宮城内で不満をつのらせていた 擬人化できなかった海洋生物の修行僧達は反乱を起こし始めた。

まさに内戦。

同じ種族である者達同士の争い。 同じ志で修行してきた者達同士の戦争。

ここ海底でも「月VS太陽」の構図へと進展してしまったのである。

その醜い戦いを陰ながら覗いていたのが【オトヒメイド】。 普段は竜宮城のメイドとしてお掃除するロボットだが、、、真の姿は【音姫】。

姫であるということは、いつかはマリンと同じく女王の座を継承し自らを犠牲にする 「水の玉」へ魂を封印する日が来るということ。

そのための修行と称しメイドロボへ変身しながら家来の目を欺いてきたのだ。

それが功を奏して【ムーンウラシマ】の策略に狙われることもなく、 【音姫】はそっと竜宮を脱出し、父である【海蛇王ハクジャ】の元へと向かうのであった。

竜宮が内戦勃発で崩壊するのを確認した【ムーンウラシマ】は、 再び背後から近づき【デビル芳一】の首をズバッ!と切り落とした。

「これで水の玉パワーを封印したままカグヤ様に献上できる。」

【月女帝カグヤ】はムーン三人衆(ウラシマ、キンタ、モモタ)を使って、 全国に散らばる玉をかき集めはじめる計画のようだ。

その真意は??? しかし竜宮跡地に残されたのは戦争によってもたらされた崩壊の二文字だけであった。

第4弾ストーリー

父である【海蛇王ハクジャ】と共に森へ修行に来た【タツノコ王子】。 ここ森林を統治するのは【岩王マウンテン】と【森林女王フォレスト】。

その息子【ウッド王子】は、幼馴染の 【タツノコ王子】に見せびらかそうと思いたつ。

その結果、森の調和を保つ<木の玉>をこっそり持ち出してしまう。

時を同じくして月女帝カグヤの命令で 森林伐採をたくらむ【ムーンキンタ】。

彼は凶暴な熊へと変身し大きな斧で次々と木を切り裂いていく。 こうして森が破壊されることで自然のバランスが崩れるのであった。

<木の玉>が無いことでパワーが半減しているフォレストにキンタの斧が食い込むとき、 ウッド王子はことの重大さに気がつき母の元へと戻る。

しかし運悪くキンタに見つかり<木の玉>と一緒に誘拐されてしまうのであった。

森林破壊により自然の調和が乱され異変を感じる【ハクジャ】達の前に 【ムーンキンタ】が現れる。

キンタは、人質交換として【ウッド王子】と 〈海の玉〉の交換要求を【ハクジャ】にもちかける。

他領土の王子とはいえ、みすみす見殺しにはできない。 まして【タツノコ王子】の幼馴染であり【マウンテン】とは、陸海と友好関係を築いてきた間柄。

かといって海のバランスを保つためには竜宮城の女王【マリン】が持つ〈水の玉〉と、 竜宮城の王【ハクジャ】が持つ〈海の玉〉が必要不可欠。

引き換え要求のため海洋生物達を危険にさらすわけにはいかないと悩む。 そのとき、ハクジャの娘である【音姫】が息をきらして一報を伝えにやってきた。

『竜宮城が崩壊し、水の玉が奪われて、、、』その言葉を聞いた瞬間、 【ハクジャ】は怒りをあらわにし〈海の玉〉を飲み込んだ。

すると、、、【ハクジャ】の体はみるみる大きくなり巨大な大蛇へと変身してしまう。 さすがの【キンタ】も力及ばず【ウッド王子】を置き去りにして、逃げ出した。

事前に情報を集め、統治者の力が分散したところを襲撃する月軍団。 【カグヤ】の狙いは玉を集めることなのか?

陸、海、と崩壊が続き次に狙われるのは、、、

第5弾ストーリー

森林に取り囲まれる活火山。 そのはるか上空に天候をつかさどるアマテラスは、まつられていた。

地球に農作物を与え食料自給率を 上げることを目的に、太陽から派遣されたサンヒミコ。

彼女は、このアマテラスを天候の神として崇め、天気予報を人々に伝えるのである。

天気を予測することにより、雨、晴、曇、雪、全体を通した調和が保たれているからこそ、 食物が育ち、そのサイクルの中で生物は生存できるという教えを説くこと。

それが、アポロより命じられたサンヒミコの役目。 しかし、そのサイクルは崩されようとしていた。。

月女帝カグヤの命令でヒミコの持つ「火の玉」を奪うためムーンモモタが、そっと忍び寄る。

実はアマテラスは神という生物ではない。 大雨や日照り続きなどの大災害を防ぐために設置された天気を操作するスロットマシーン。

アマテラスの中央に設置された「天の玉」を回すことで、その日の天気が決まるのだ。

「火の玉」は【雨、晴、曇、雪】の出目確率を過去データから予測。

その数値が玉に映し出され、それをヒミコが予報士として人々に伝え信仰心を煽ることで 民が堕落しないようにしていた。

アマテラスは上空を浮遊しているため「天の玉」を回すには 空を飛べる者が必要不可欠であり、その役目を担うのが天空帝ランピュータであった。

空には空。森には森でバランスを保つための長がいるように、 大地の長になるべくヒミコは、信仰と天候を利用する事にしたのだ。

いつものように、ヒミコが「火の玉」で天気予報を行おうとしたとき、 背後から蛇の形をした鞭(ムチ)が襲いかかる。

両手を縛られ手篭めにされると思いきや、実はその蛇カグヤの髪の毛。 目が合うと金縛り状態となり、噛まれると毒で蛙(カエル)となってしまう。

ヒミコが蛙になっている隙に、ムーンモモタは「火の玉」を奪い取り、 急いで桃型宇宙船「ピーチボット」へ乗り込み上空にあるアマテラスのもとへ向かった。

アマテラスの中央部に設置された「天の玉」。 これを「火の玉」と交換することで、アマテラスは暴走し天候は乱れ、大災害が起こってしまう。

カグヤの狙いは、天候悪化によりサンボットのパワーを半減させることにあったのだ。

しかし「天の玉」が外されるとセキュリティシステムが作動し、 天空帝ランピュータの脳波に信号が送られる仕組みになっていることをモモタは知らなかった。

異常を感知したランピュータは、急いでアマテラスの元へ向かったが、時すでに遅し。 玉はすり替えられ、モモタはピーチボットで逃げようとしていた。

怒るランピュータは、大鳥に変身しモモタの後を追う。

モモタはピーチボットに装備してある大砲から黍弾子(きびだんご)という爆弾を連続で発射し攻撃するも、 ランピュータの強さはそれ以上。両羽で風をあおぎ爆弾を弾き飛ばしてしまう。

跳ね返された黍弾子がピーチボットに当たり、大爆発を起こしてしまい、 ムーンモモタは「天の玉」と共に山の火口へと落下してしまうのであった。

第6弾ストーリー

天気を操作するアマテラスに装着された「天の玉」を略奪したものの、 ランピューターの反撃に返り討ちにされてしまうムーンモモタ。

ピーチボットの爆発で「天の玉」と共に火山口の中へと落下してしまう。

サンボットのパワーを弱める計画を遂行した月女帝カグヤであったが、 「天の玉」が入手できなかったことに気を悩ます。

なぜなら太陽軍が「天の玉」を手に入れ、再びアマテラスにハメ込むことで 計画を邪魔される可能性が出てきてしまったからだ。

そこで月女帝カグヤは「天の玉」を火山口から拾い上げるため、 【巨大宇宙船タケトリ】に手下を引き連れ自ら地球に向かう。

一方、竜宮城崩壊での「水の玉」略奪や、 森林伐採による「木の玉」略奪、アマテラスの暴走!

さらに巨大宇宙船タケトリが地球に向かっているとの情報をキャッチした太陽帝アポロは、 再びSUN銃士(サンイーグル、サンパンサー、サンシャーク)に地球へ向かい野望を阻止する司令を与える。

サンシャークは、戦闘機シャークボットに乗り込み、竜宮に向かうため海へ。

サンパンサーは、戦闘機パンサーボットに乗り込み、森林に向かうため森へ。

サンイーグルは、戦闘機イーグルボットに乗り込み、火山口へと向かった。

しかし、火山口の奥深くへと進むサンイーグルの前に、 地底人種(バミューダ、アガルタ、シャンバラ)が行く手を阻む。敵か?味方か?

謎の存在に戸惑うサンイーグルであったが、 突然三人の地底人は三角形のトライアングルに並び蟻地獄を呼び出し、 サンイーグルを地底へと引きずりこんでしまうのであった。

はたして三人の地底人は敵だったのか? そして「天の玉」の行方は? ムーンモモタは死んでしまったのか?

第7弾ストーリー

竜宮城跡地。ムーンウラシマの策略により、 統治するものがいなくなった竜宮は無法地帯と化していた。

そんな中、かつてより自分の地位に不満を持ちつつも、 「しかたがない」と心に言い訳をしつつ毎日を過ごす者がいる。

彼の名は【平目社員】。思想でいえば太陽側であったが、 かねてより「サラリーマンという職業ですら、武器を持たない戦争と同じ」というような考えをしていた。

修行をすることで、より高僧の擬人化が行われ、 魚類から人型へと姿が進化するという竜宮城のシステム。

たかだか【海蛇王ハクジャ】が留守にし、 その間に最高僧である【盲導和尚】の油断で【デア芳一】はデビル化して暴走。

【湖竜女王マリン】の「水の玉」を【ムーンウラシマ】に奪われるという失態。

この計画は、すべて【月女帝カグヤ】の発案であったという事を知った 【平目社員】の思想は、太陽から月側へと心揺らいでいたのである。

もはや廃墟に近い竜宮城であったが、 そのチャンスを利用し【平目社員】は、かねてより噂にあった「竜宮の財宝」を探していた。

これだけの大所帯を統治しつつ、大人数の魚類や軟体生物を受け入れ修行させ、 擬人化した後も見返りもなく海底治安を守るために人生を費やすには財源があるはずだと。

「海の玉」と「水の玉」だけの力で、これだけの組織を 運営していけるはずはないとにらんでいた【平目社員】は、 ついに「竜宮の財宝」を見つけることに成功した。

実はこの財宝、地上と海底の生態系食物連鎖を保つために取引された契約の証だったりする。

地上の者達が、海の者を食料とする代わりに、 擬人化した者の生活を地上から送られてくる財宝で支援していたというわけなのだが・・・

そのような理由も知らず「やはり権力は裏金にあったのだ!」 という欲望が【平目社員】に張り巡らされた瞬間!

彼は【平目社長】へと進化してしまった!

一方、大型宇宙船【タケトリ】に乗って地球へと降り立った【月女帝カグヤ】は、 敵対する【サンシャーク】が海に突入したことを知る。

そこで欲望のムーンパワーで【ムーンウラシマ】をパワーアップさせ、 戦闘機【タートルボット】で再び竜宮城へと向かわせていた。

一足早く竜宮城に到着した【ムーンウラシマ】は、 【月女帝カグヤ】に貢物をささげれば、欲望パワーを増幅させてもらえる事を竜宮の民に教える。

その事を知った【平目社長】は「社長になった今!単なる平社員とは違うのだ!」 という志の元に、竜宮城改革へとのりだした。

まずは【ムーンウラシマ】から「呪いの札」を大量に購入。

かつて札と甲羅により洗脳され、 竜宮崩壊の原因となった事で生命力を喪失した【盲導和尚】へ大量に貼り付ける。

呪いの力によって【盲導和尚】は【平目社長】の意のままにコントロールされるが、 それは同時に肉体と精神の崩壊を急激に早め、再び【盲目和尚】としてゾンビ化し暴走してしまう。

「力を押さえつけるには新たな力が必要だ!」

と考えた【平目社長】は、財宝と引き換えに 【ムーンウラシマ】から大量の武器と科学技術による肉体改造の権利を譲ってもらう。

これにより竜宮城は株式会社としてM&Aされ【平目社長】が経営。提携先は「月」となる。

 

【トビウォー】は戦闘機をあたえられて【トビウォーキング】に変化! 【イカ臭斎】はムーンパワーで【クサーケン】に進化し、 【軍鯛】は肉体改造で機械化し【魚雷】を装備することとなる!

「修行により擬人化など必要ない!財宝と欲望力で進化すればよいのだ!」

という思想の元、新たに竜宮城を統治する事となった【平目社長】であったが、 その考えに反対派の魚類や軟体生物も数多く存在した。

派閥争いは激化し、同種族による内戦(戦争)へと再び突入。

この一連の流れは、竜宮城内でも一番アホで バカにされていた【タコ八浪人】に、強烈な刺激をもたらす。

算数の計算をするのに国語辞書を参考にするほど要領の悪い軟体生物であったが、 八年間の浪人生活で蓄積された知識が、今回の戦争によって刺激となり・・・

彼の脳内に流れるニューロンをいっきに連結し理解力が高まったのだ!

知能指数が向上したことで悟った【タコ八浪人】は擬人化し【テストパス】となる。

そう!彼の八年間にも及ぶ浪人生活が修行となり、 その成果が実を結び擬人化へと導いたのである!

【テストパス】は争いの醜さ、またその仕掛けられた 戦争によって利益を得る者がいることを竜宮の民へ説いて回る。

「戦いの武器は物質的なものだけとは限らない。その知恵や知識だって役に立つし、 人生で得られた経験を世に伝える事も自己犠牲で全体の調和を保つ事のひとつなのだ」ということを。

月が太陽に。太陽は月に。思想が逆転し見た目も変化する。 勧善懲悪ではない「本質」の秘密がわかるのは、もう少し先のお話・・・

第8弾ストーリー

【ムーンキンタ】の森林破壊により、 母である【森林女王フォレスト】は枯れてしまい、、、

年老いた父【岩王マウンテン】とともに嘆く【ウッド王子】。

「木の玉を遊び半分で持ち出すんじゃなかった・・・」と後悔しても後の祭り。 森林パワーの源である〈木の玉〉は【ムーンキンタ】に奪われてしまったのである。

そんな元気のない【ウッド王子】を励まそうと、 隣国から姫がやってきた。その名も【白雪戦姫】。

「バカやろう!王子がしっかりしないで民が守れるか!いつまでも悩んでないで、今はこの森をどう守るかを考えろよな!」

見た目とは裏腹に、姫らしくない言動。 いつ敵が攻め込んでもいいようにと日々筋力トレーニングをかかさない国民思いの戦う姫なのだ。

【海蛇王ハクジャ】との戦いにやぶれた 【ムーンキンタ】は一時撤退したが、 【月女帝カグヤ】が宇宙空母【タケトリ】に乗って地球に降り立ったことで再び森林を攻めてくることは明白。

きたるべき戦いに備えて、周囲の心配を払いのけるよう 【白雪戦姫】はムチを振り回しながら森林パトロールへと1人向かった。すると・・・

「そごの強そうな、お嬢ざん!?もっと強くなりだぐは、ないがね?」とナマリのある言葉で話しかけてくる老婆が1人。

「ん?日々のトレーニング以外に強くなる方法などあるのか?」

「んだ。ワダズはドクダー。このリンゴはワダズが開発した食べるだけでパワーUPする果物なんだべさ」

「そんな果物があるのか?この国の森には?」

「んだ!んだ!フォレスト様がいなくなってもドクダーである ワダスが森林のためを思って作っだリンゴがあれば、どんな敵が来ても安心ダ!」

「女王思いの医者とは、なかなか良い話じゃねぇかよ! よし!そのリンゴを食べてもっと強くなって、皆を守ってやるぜ!」

国思いの民の心に感動した【白雪戦姫】は、 ドクターと名乗る老婆【ドクダーアップル】にさしだされたリンゴを食べてしまった。

その瞬間!みるみる力が湧き上がってくる!

「うぉぉぉ!凄いパワーだぜ婆さん!」

「んだ!んだ!ワダズはフォレストにこのリンゴを植えでぐるがら、 邪魔がはいらないように、しっかりワダズを守るんダ!」

「・・・・」

「わがったかい?お姫さん?」

「・・・かしこまりました」

「もう鬼が寄生じでぎだようだね?そのうち 心だげでなく体全体もパワーアップずるごどだろうよ。」

なんということであろう。パワーがアップするリンゴ 【パワーアップル】を食した【白雪戦姫】は、【黒雪戦姫】になってしまった。

言葉使いや性格だけでなく見た目も変化す。 このリンゴの正体とは?

そして謎の老婆【ドグダーアップル】は枯れ果てた 【森林女王フォレスト】の元へと向かう。

いっぽう1人でパトロールに出てしまった【白雪戦姫】を心配して 【ウッド王子】は森の護衛【チェ・リー】を引き連れて探索している最中であった。

「おーい、白雪ちゃ~ん!どこ~」

「白雪ではない!黒雪だ!」

「え?その声は・・・」

と、【ウッド王子】が気がついたときにはすでに、【黒雪戦姫】のムチが護衛を攻撃していた。

「何をするんだ!?白雪ちゃん!」

「弱い!弱すぎる!お前たちも、このリンゴを食べてもっと強くなるんだ!」

そう言いながら【黒雪戦姫】は【パワーアップル】を取り出した。

「なんだい?その怪しいリンゴは?」

「このリンゴは、そこにいるドクターが開発した力が増幅するリンゴだよ!」

指差された方に【ウッド王子】が目をやると、 フードを被った老婆が立っている。

「ドクター?どうみてもみすぼらしいお婆さんにしか見えないけれど・・・」

「んだんだ!って失礼なガキだねぇ! それにワダズがドクターだって?そりゃあんたの勘違い。 ドクターじゃなくドクダー!カグヤ様の命令で森林支配もくろむダ!」

そう叫びながらフードを外した老婆の正体は 【毒多林檎】という【月女帝カグヤ】によって送られた工作員だったのだ。

「ワダズがフォレストにパワーアップルを植えつけて新たな森林女王になっでやるダ」

「そ、そ、そ、そんなことは、させないぞ!」

「ぐぶぶぶ~声がふるえでるダ!王子さまよ!」

「な、なんだとぉ~このぉ!」

怒りに身を任せて【ウッド王子】は突進してきた!・・・ ように見せかけて【パワーアップル】を奪ってそのまま森の奥深くへと逃げてしまう。

「ぐぶぶぶ~恐怖のあまり逃走じでじまっだようダ。 黒雪はウッド王子を追いかけなざい。ワダズはフォレストの元へ向かうがら」

「・・・かしこまりました」

森へ森へとリンゴを持って走る【ウッド王子】。 彼は非力であった。そして後先考えない行動により 母フォレストを枯れさせてしまい〈木の玉〉も奪われてしまった。

そんな彼が力の代わりに使ったのが知恵である。 彼は逃げ出したわけではなかった。

怪しい【パワーアップル】を本物の医者に見せて調査してもらうため、 森の奥深くにある【ドクターハイホ】の家に向かっていたのだ。

後ろから凄いスピードで追いかけてくる【黒雪戦姫】。 しかしここでも【ウッド王子】の知恵が働く。

長年森で遊んできた王子は抜け道を知っているが、 森林に着たばかりの姫は、すぐに王子の姿を見失ってしまう。

そのすきに【ウッド王子】は【ドクターハイホ】の元をたずねたのであった。

「ハイホ先生!急いでこのリンゴを調べてよ!?」

「どうしました?王子?」

家のドアを開けるやすぐに用件をのべる王子。 いくら姿を見失ったといえども、この場所が追ってに知られるのは時間の問題。

すぐに【ドクターハイホ】が【パワーアップル】を調べたところ・・・

「このリンゴは、鬼生虫が住み着いていますぞ王子。」

「鬼生虫?」

「人体に入り込むと鬼なみの力を得てしまうのと同時に、 そのまま住み着き、やがて脳までもコントロールしてしまい 心も体も奪われてしまうのです。たしかワクチンが手元に残っていたような・・・」

「早く!先生~早くワクチン出してよ!」

ガシャーーーン!

急がす【ウッド王子】の願いとは裏腹に、 家の窓ガラスが割られてしまう。そこには【黒雪戦姫】の姿が・・・

「パワーアップするのは力だけでなく、 嗅覚も上がるんだ。いくら見失っても臭いまでは消すことはできねぇ。 残念だったなウッド王子!」

そう不適な笑みをこぼしながら近づく 【黒雪戦姫】だったが、冷静沈着な【ドクターハイホ】は拳銃型の注射器を取り出して一言。

「王子~ワクチン見つかりましたよ。」

「そんなこといいから早く打って!」

ドピューーーーンン!!

拳銃型注射器の引き金を引くと、 中からワクチンが飛び出す。

液体ワクチンを全身浴びた【黒雪戦姫】は、 みるみるうちに【白雪戦姫】へと姿が戻っていくではないか。

「はっ!どうしたんだ?いったい・・・」

正気に戻る【白雪戦姫】。床には溶けかかった【鬼生虫】の姿が。 これまでのいきさつを【ウッド王子】が説明すると姫は怒り狂った。

「あのクソババア~絶対に許さねぇ!」

そのころ【毒多林檎】はフォレストの護衛【おっパイン】と戦っていた。

「必殺!ぱふぱふ!」

「ワダズは女だよ!ぞんな攻撃効かないダ!」

森林伐採やフォレストが枯れた影響で、護衛の力も弱まっていた。

「ぐぶぶ~今頃ウッド王子も捕まっでいるダ。 年老いたマウンテンなど怖ぐはないじ、護衛もたいしだごどないダ。これで森林支配はワダズのもの・・・」

【毒多林檎】がフォレストにリンゴを植えつけようとした瞬間、ムチがほとばしる!

「痛い!誰ダ!」

「クソババア!もうボケたのか!今すぐ思い出させてやるぜ!」

森の抜け道を通ってきた【白雪戦姫】と 【ウッド王子】は、ものすごい速さで【毒多林檎】に追いついていた。

「ぐぶぶ~どうやって元に戻っだが知らないダが、 ワダズの体にも鬼生虫は宿っているダ!いぐら、 あんだが強がろうどワダズもまだまだ若いもんには負げ、、、」

ドピューーーーンン!!

【毒多林檎】が語っている最中だというのに、 【ウッド王子】は拳銃型注射器の引き金を引いてワクチンを【毒多林檎】に浴びせてしまう。

「うぎゃぁぁぁ!頭が溶けるぅぅぅ!!人の話ば最後ま聞げど 教わっでないダか?さ、さ、さいぎんの若者どぎだら・・・・」

ワクチンを浴びた【毒多林檎】の頭は溶け出して、 中から一緒に溶けた巨大な【鬼生虫】の屍が出てきた。

「もしかしたら、このお婆さんも寄生されていただけなのかもしれないね?白雪ちゃん」

「ウッド・・・てめぇ!今からババアをやっつけようと思ったらおいしいとこもっていきやがって!」

こうして森林に平和が戻った。 と思いきや?ゴゴゴ!!ものすごい地響きとともに、上空から巨大な戦闘機【マサカリボット】が出現!

【月女帝カグヤ】から支給された戦闘機にのりこみ【ムーンキンタ】が仕返しにきたのである。どうなる森林?

第9弾ストーリー

【ムーンモモタ】が落とした「天の玉」を入手するため 火山内部に進入した【サンイーグル】であったが、

そこには三匹の地底人種(アガルタ・バミューダ・シャンバラ)が待ち構えていた。

敵か味方かわからぬまま、トライアングル形状の技をかけられ、 蟻地獄のような渦巻きへと引き込まれるサンイーグル。

そこは何と!【地底女王蟻巣】(ちていじょおうありす)の体内であった。

巨大な腹の内部にいたのは、【ムーンモモタ】の亡骸。 やっと「天の玉」を見つけたと思ったのもつかのま、先住していた謎の生命体に邪魔をされる。

謎の生命体の名は【借金王円魔】(シャッキングエンマ)。 巨額な借金の担保として「金の玉」の半分を失ったため自己の体を保つことが困難になった生物である。

月軍でも太陽軍にも所属しない【円魔】であったが 自らの生命を保つためには他者の体に寄生して生きるしか術がないため【蟻巣】の体内へ進入していたというわけだ。

「また新しい餌が舞い込んできたのか?ど~れお前にも寄生虫を埋め込んでやろう!」

そう言って【円魔】は解けかけた体の一部を切り離す。 その断片は、みるみるうちに虫の姿となり【サンイーグル】に襲い掛かろうとする。

実は【寄生虫】は【円魔】の体の一部から採取されたものだったのだ。

「そんなものには負けないぞ!」

【サンイーグル】は一瞬の隙をついて【円魔】に斬りかかる。 どうやら【寄生虫】にさえ気をつければ、そこまで強敵ではないらしい。

片手で玉を守りながら攻撃をしかける【円魔】であったが、 体内で暴れすぎたせいで【蟻巣】が暴れだすしまつ。

「ぐぅぅ!金の玉さえあれば体を保てるのに・・・ん!?こいつの体に間借りさせてもらうか!?」

【サンイーグル】に敗れた【円魔】は、 【ムーンモモタ】の亡骸に寄生。

そのさい一緒に「天の玉」も体内へと取り込んでしまい【モモタ・エンマ】として巨大化してしまう。

「おおおお!何というパワーだ!偶然舞い込んだ亡骸にこのような力が宿っていたとは、新たな体も悪くない。」

そう叫びながら巨大化していく【閻魔】。 それと同時に【蟻巣】の寄生から【閻魔】が離脱したことにより、 【地底女王蟻巣】と三匹の地底人種は本来の姿へと戻っていく。

本来は、平和的な【蟻巣】であるが体内に栄養を蓄えて 地底人種を産み出すために餌が必要だったそうだ。

その餌を運ぶ役目が【シャンバラ】【バミューダ】【アガルタ】であった。

正気に戻った彼らの話によると、 餌を運ぶ途中に【寄生虫】が混じっていたらしく、 そのまま食した【蟻巣】は人格が変わり結果的に【円魔】に体も心も支配されたというわけだ。

しかし本来の目的であった「天の玉」は 【モモタ・エンマ】の体内にあり入手困難。どうする?【サンイーグル】・・・・つづく。

第10弾ストーリー

娘【音姫】の報告で、竜宮城主である【海蛇王ハクジャ】と 息子の【タツノコ王子】がたどり着いたときには・・・

崩壊した竜宮と、それを利用し戦争ビジネスを しかけた裏切り者【平目社長】や【クサーケン】が支配する現場しかなかった。

「ハクジャ様、あなたの時代は終わりを迎えたのですよ!金と欲望のパワーさえあれば修行など無意味!」

そう言い放つ【クサーケン】に対し、 「裏切り者のぶんざいで、生意気な!」 民のためにと竜宮を守ってきた【ハクジャ】の怒りは頂点に達していた。

「おっと刃向うのはやめておきな?水の玉は、こちら側にあるんだからな!」

【月女帝カグヤ】によってあたえられた戦闘服パワードスーツに身を包み、 戦闘機【タートルボット】で再び竜宮城へと現れた【ムーンウラシマ】が脅しをかける。

彼は【湖竜女王マリン】の「水の玉」を 目玉に埋め込んだ【デビル芳一】の屍を兜にして被るという 陰険な防御手段を取り入れていたのだ。

何を隠そう、海の調和は「水の玉」と「海の玉」によって保たれており、 竜宮女王になるということは「水の玉」の中に自らの魂を封じ込めることに他ならない。

つまりは「水の玉」=【湖竜女王マリン】は 【ムーンウラシマ】の人質になっているということである。

硬直状態の中【太陽帝アポロ】の命令により戦闘機【シャークボット】に 乗り込み竜宮救済へと降り立った【サンシャーク】であったが、 やはり「水の玉」を人質にとられては手も足もでない。

「さぁ!カグヤ様に献上する海の玉を渡すんだ!そうすれば女、子供の命は助けてやってもいいぞ?」

脅しの中にも要求条件を入れ込んでくる、 こうした飴と鞭をうまく使い分け交渉を進めるのが【ムーンウラシマ】の手口。

数々の裏工作によって、竜宮崩壊を招いた張本人である。そのとき・・・

「臆することはありません!これより新湖竜女王を娘の音姫に譲ります!あなたも・・・わかってますね?」

【湖竜女王マリン】のセリフと同時に「水の玉」は砕けちった!その瞬間【海蛇王ハクジャ】も叫びだす。

「今から海の玉をタツノコ王子へと継承する!受け取れ!」

まばゆい光の中、「海の玉」は【タツノコ王子】へと受け継がれ、 【タツノコキング】となる。

同じく、光を放ちながら【音姫】は新【湖竜女王音姫】となり、 その肉体と魂は新たな「水の玉」へと変貌を遂げる。

「うぅぅぅ・・・まぶしい」

【ムーンウラシマ】が光に目をくらませている一瞬の隙をついて 【サンシャーク】は一撃必殺技を繰り出した!

「くらえ!シャーククラッシュ!!!!」

「水の玉」と「海の玉」のパワーが、 シャーククラッシュの攻撃力を高め【ムーンウラシマ】に命中した!

「そ、そんな・・・・」

言葉にならないまま【ムーンウラシマ】は息絶えた。 形勢逆転にて裏切り者の【平目社長】は退職。

機械化した【鯛長】も高級な体を維持できなくなり衰退。 【クサーケン】は逃げ出した。

戦いには勝利したが失ったものは大きかった。

第11弾ストーリー

巨大宇宙船【タケトリ】に乗り地球へと降り立つ【月女帝カグヤ】。

その目的は、自分の配下にパワードスーツ&戦闘機を授け、 さらなるパワーアップにより、サンボットを破壊することが目的であった。

【ムーンウラシマ】に、パワードスーツを授けた後、 森林に向かい【ムーンキンタ】にもパワードスーツを与える【月女帝カグヤ】。

前回の森林戦で<木の玉>を入手した【ムーンキンタ】だが、 【海蛇王ハクジャ】との戦いに敗北。屈辱の怒りで戦闘機【マサカリボット】に乗り込み森林破壊を再びもくろむ。

再び森林に襲来した【ムーンキンタ】を阻止すべく、 【パンサーボット】で駆けつける【サンパンサー】が森林に到着すると、

100万馬力のパワーを発揮した【ムーンキンタ】が大暴れしていた。

【海蛇王ハクジャ】は竜宮城に向かいこの場にはいなく協力者は得られない。 強敵を前に苦戦を覚悟で戦いにいどむ【サンパンサー】であったが、その瞬間<木の玉>から木の枝が伸びてくる。

「あれは!」

驚きの顔とともに、枝の存在に真っ先に気が付いたのは【ウッド王子】。 【ムーンキンタ】に切りつけられて枯れてしまった【森林女王フォレスト】。

そう【ウッド王子】の母であり<木の玉>を所有していた彼女は、 屍となる直前に【ムーンキンタ】に呪いをかけていたのだ。

<木の玉>から枝がグングンと伸び、 やがて身動きがとれなくなる【ムーンキンタ】。

「う、動けない!」

「いまだ!必殺!パンサーサンダー!」

拘束された【ムーンキンタ】の隙をつき、いっきに必殺技を仕掛けた【サンパンサー】。 接戦になると思われた戦いは、瞬く間に決着がついてしまう。

時を同じくして海にある竜宮城では【ムーンウラシマ】の襲撃を、【サンシャーク】が食い止め勝利。

丁度よいタイミングで無線通信から【サンイーグル】の声が鳴り響く…

「こちらイーグル、サンボット合体の準備を頼む!」

【地底女王蟻巣】の姿を元に戻し、【イーグルボット】で火山から脱出する【サンイーグル】。 合体の合図を受け【シャークボット】に乗り込む【サンシャーク】。同じく【パンサーボット】に乗り込む【サンパンサー】。

その光景を前にし、パワーアップのため、わざわざ地球に降り立った【月女帝カグヤ】は、 瞬時に敗北した【ムーンキンタ】に怒りを抑えきれず・・・「カグヤスラッシュ!」という必殺技で【ムーンキンタ】の首を跳ねてしまう。

「天候悪化のサンボットに何ができる!?まだ策はあるわ!」

そう言い放ちながら【ムーンキンタ】の首を持ち上げる【月女帝カグヤ】。 なんと!【ムーンキンタ】の頭皮が離脱し<金の玉>の破片が落ちてきた。

「感じる…感じるぞ!?モモタの肉体に宿りし貪欲の存在よ!そなたの望みを叶えよう!」

火山から飛び出してきたのは【イーグルボット】だけではなかった。

ぐんぐんと巨大化していく鬼の姿!そう【ムーンモモタ】の亡骸に生息吸収した【借金王円魔】が 【月女帝カグヤ】の声に反応して森林地帯にまで現れたのだ。

「その手に持つのは<金の玉>の片割れ!?望みは言わずともがな、 我が肉体の固定化!玉さえあれば体が崩壊せずにすむ!」

【借金王円魔】が【月女帝カグヤ】の交渉に応じようとする。 そして【月女帝カグヤ】は冷静さを取り戻し言い放つ。

「サンボットさえ倒せればたやすい願い。<金の玉>の他にパワードスーツも授けムーンパワーを与えよう!」

こうして交渉は成立し、本来は【ムーンモモタ】に授けるはずのパワードスーツも与え、 【借金王円魔】は【ムーンエンマ】として完全体の姿になる。

両手には<天の玉>と<金の玉>を抱え【巨人モモタ】の肉体を自由に操る【ムーンエンマ】に、 【サンボット】は勝利することができるのか!?

第12弾ストーリー

【巨人モモタ】を操り【サンボット】討伐しようとする【ムーンエンマ】。

現段階で【アマテラス】には<火の玉>が埋め込まれてしまい天候が悪化しているため、 【サンボット】はパワーダウンし本来の力が発揮できずにいる。

【アマテラス】を元に戻すには<天の玉>をハメ込まなければならないが、 <天の玉>は【ムーンエンマ】が所有しているため元に戻すことは不可能な状態。

戦いはあっけなく幕切れた。 まともに立ち上がることもできない【サンボット】は、【巨人モモタ】に敗れてしまったのだ。

【サンボット】が敗北する姿を確認した【月女帝カグヤ】は、 地球制圧を【ムーンエンマ】に任せて巨大宇宙船【タケトリ】に乗り込み月に帰還する。

まさに絶体絶命の大ピンチ!・・・のように思われたが、 実は【サンイーグル】の作戦で、わざと【サンボット】に合体したのである。

実は【サンボット】に【サンイーグル】は乗っていなかったのだ!

火山から脱出するさい【アマテラス】から<火の玉>を抜き取った【サンイーグル】は、 そのままカエル化された【サンヒミコ】と共に【一寸大工】の元に向かっていた。

【一寸大工】の持つ<打ち出の木槌>は30分間のみ体を縮小できる能力を持つ道具。

それを利用して【サンイーグル】と【サンヒミコ】は体を小さくしてもらい、 【サンシャーク】を通じて連絡してもらった【ロビンフット】に加勢にきてもらう。

実はこの【ロビンフット】竜宮城からの協力者で元は【ウォーの目】である。 【タツノコ王子】が【タツノコキング】に昇格したことで、修行の力が早まり人の姿へと変化したのだ。

射撃の名手である【ウォーの目】が擬人化した後は、 弓矢の名手【ロビンフット】となり活躍。

小さくなった【サンイーグル】と【サンヒミコ】を矢に乗せて【巨人モモタ】の口元めがけて解き放つ!

「ふん!いまさらこんな攻撃など何になる!ぐはははは!」

単なる弓矢の攻撃と見せかけて、実は【巨人モモタ】の体内へ侵入することが 目的であることも気が付かづ、体内に生息する【ムーンエンマ】は勝利に酔いしれながら高々と笑い、矢の攻撃を振り払う。

「よし!成功だ!」

【サンイーグル】と【サンヒミコ】は月軍の誰にも気が付かれることなく、無事に体内へと潜入できたのであった。

第13弾ストーリー

とある昔、森で遊んでいた幼女がいたが突然行方不明になってしまう。

その後も事件が続々と発生。 お菓子の誘惑に連れられ行方不明になる男の子や、弟を探しにいった兄までもが行方不明になるという具合だ。

事件を捜査していた射撃の名手は大人であったが、捜査中に行方不明になる。

この事件の共通点は森林の奥深くで起こっているということだけであり、 それからというものの森林の奥深くに行く際は誰もが注意していた。

長年お蔵入りされていた怪事件であったが、 ある事がきっかけで解決の糸口が見つかろうとしていた。

今回【月女帝カグヤ】が月に帰還するさい乗る巨大宇宙船【タケトリ】の エンジン風圧で森林奥深くにある<冥界のツヅラ>の蓋が開いてしまう。これは意図的なのか?偶然なのか?

「あぁ~最近は皆警戒してなかなか誘拐もできやしねぇですよ…」

愚痴をこぼしながら森林奥深くにやってくる【二枚舌スズメ】。

「この数年で集めた人質がツヅラに詰まってるんだ。 そろそろ月の住人としてカグヤ様が高額で買い取ってくれだろう。そのために地球に降り立ってきたんじゃないのか?」

【二枚舌スズメ】をなだめる彼は【フックロコ船長】。 行方不明事件の真実は、人身売買グループの犯行であった。

【二枚舌スズメ】が実行犯として子供を誘拐し <冥界のツヅラ>に閉じ込め理性を【冥改造パンドラ】の餌にする。

気が狂ったところを【フックロコ船長】が改造手術をおこない【月女帝カグヤ】に売り渡す契約を交わしていた。

「ん?森の奥から変な煙が出ているぞ?まさか…」

ふと気が付くと<冥界のツヅラ>の蓋が取れて幻覚煙が漏れ始めているではないか。

「ガァルル…」

不気味な鳴き声とともに【冥改造パンドラ】がよみがえる。

「ツヅラの封印が解かれてしまったぁぁ!」

恐怖する【二枚舌スズメ】。それもそのはず、 <冥界の玉>を体に埋め込む【冥改造パンドラ】は【月女帝カグヤ】のパワードスーツにより、 パワーが制御できなくなり<冥界のツヅラ>に封印されていた怪獣である。

それを管理することが【フックロコ船長】の役目でもあった。

「落ち着け。このギター演奏を奏でればパンドラを操作できるんだから…」

ギターを弾く【フックロコ船長】であったがパワードスーツが音を跳ね返して制御できない。

「意味ないじゃねぇかぁ!」

先ほどの冷静さを失う【フックロコ船長】。 それもそのはず、このままでは幻覚煙により、自分たちも理性を失う可能性があるからだ。

ツヅラの蓋が開いたのは【月女帝カグヤ】の意図的な策略だったのだ。 【ムーンエンマ】が地球を支配しやすくするため生息する人々の理性を奪おうと【冥改造パンドラ】を解放したのだ。

<冥界のツヅラ>から次々と改造手術をした人質が出てくる。

【頭のお菓子人】は菓子に連れられ誘拐された子供だった。
【和菓子暗子】は菓子人となった弟を探しに来た兄。
【Pタパン】は誘拐事件を捜査していた大人。

幻覚煙で皆、妬み恨み被害妄想が強く攻撃的になっている。このままでは森林全土に煙が充満し理性を失う。

リンゴーン♪カーン♪

そんなさなか鐘の音とともに<冥界のツヅラ。から出てくる女性が1人。 彼女こそ、森で遊んでいた元幼女【ナイチンカーベル】。【ドクターハイホ】の娘である。

【ドクターハイホ】から渡された<巨大な鈴>の中に身を潜めていたため、 ツヅラに閉じ込められてはいたが理性を失わなかったのだ。

「長い事このチャンスを待っていたわ!奏でよ鐘!」

【ナイチンカーベル】が鐘を鳴らすほど大きく音が響き渡る。 その音は森林全土に伝わり、ある男の耳にまで届く…

「この音色は!」

娘の防犯用にと持たせた鐘の音が、数年の歳月を経て今鳴っている。 急いで音の方向に向かう男の正体。それは父である【ドクターハイホ】その人である。

第14弾ストーリー

【ナイチンカーベル】の鐘の音は理性を取り戻す効果がある。

理性を吸収し餌とする怪獣である【冥改造パンドラ】は、どんどん栄養素を失い、 ついにはパワードスーツを破り本体である【冥怪獣パンドラ】の姿を現した。

「礼を言うぜ!パワードスーツがなくなればパンドラはギター演奏で操作できるからな!」

【フックロコ船長】はギター演奏で鐘の音をかき消そうとする。 <演奏VS音色>の音感対決かに思われたとき【二枚舌スズメ】が攻撃をしかける。

「お嬢ちゃんには味方がいないんだぜ?こちらは改造手術された奴らも動かせるからな!」

得意げに長い舌を出し【ナイチンカーベル】の体を拘束して剣で斬りかかろうとする【二枚舌スズメ】。

「ぎゃぁぁぁ!!!」

絶対絶命と思われた【ナイチンカーベル】であったが、 気が付くと叫び声をあげていたのは舌を切られた【二枚舌スズメ】の姿。

「ついに見つけた我が娘!数年間もの長い歳月を鐘の中で身を潜めてチャンスをうかがうとは…立派に育ったものだ!」

【ナイチンカーベル】の父である【ドクターハイホ】が駆けつけ 危機一髪のところを、手術メスで舌を切り裂き助けてくれたのだ。

「あぁ、、パパ。パパなのね。。。」

涙の再会をはたす【ナイチンカーベル】に【ドクターハイホ】が助言する。

「お前は鐘で防御しつつ音色を響かせておくれ!決して怪獣の目は見たらいけないよ?パパに考えがあるから!」

言われた通り鐘を鳴らし続ける。 その間に【ドクターハイホ】は【Pタパン】のマスクを叩き割ると…

「あぁ永い眠りから覚めたような感覚…理性が戻ったのか!?事件の真相が記憶から呼び起こされていく!」

正気に戻った【Pタパン】に【ドクターハイホ】は伝える。

「怪獣の目を射撃してくれ!その間に埋め込まれた<冥界の玉>を手術で取り除くから!」

【冥怪獣パンドラ】の体中にある目を見ると理性を奪われてしまうが、 サングラスをかけている【ドクターハイホ】には無効化される。

その昔、正義感の強い【Pタパン】とともに、【ドクターハイホ】は 行方不明の捜査をしていたので彼が射撃の名手であることは承知していた。

「レインボーバスター!!!」

七色の光線とともに銃が発射される。 その光の眩さに目をくらまされる【冥怪獣パンドラ】と改造された人質達。

スパッ!!

華麗なメスさばきで<冥界の玉>を【冥怪獣パンドラ】から切り離す。 どうやら玉は属性のあった人物が所有すると特別な効果を発する力が得られるようだ。

「光で目が見えないうちに人身売買リーダーの船長を捕まえてやる!」

そう意気込む【Pタパン】の前に応戦する【フックロコ船長】。

「俺の目は普段ベールで隠してあるからな!お前の光線も見えるんだよ!残念だったな!」

余裕の表情で【フックロコ船長】は銃が使えないようにと接近戦に持ち込む。 <冥界の玉>を失った【冥怪獣パンドラ】は、理性を吸収する能力を失いはしたが、ただひたすらに暴れるだけのモンスターと化していた。

「今では、この怪獣を操れるのは俺のギター演奏だけだからな!」

と手を伸ばしてギターを奏でようとした【フックロコ船長】であったが・・・

「ギターが壊れているじゃねぇか!!!なぜだぁ!??」

「かわいい弟を誘拐しやがってテメェ~!!」

そこには怒りにふるえバットを握りしめる【グレテル】と弟の【ヘンゼル】の姿が。 鐘の音で理性を取り戻し<冥界の玉>の効力が切れたことで・・・

【頭のお菓子人】は【ヘンゼル】に、
【和菓子暗子】は【グレテル】へと戻ったのだ。

接近戦に強く暴力的な【グレテル】と、 遠隔射撃に強い【Pタパン】の協力技には【フックロコ船長】もひとたまりもなく敗北。

菓子人に改造された見た目も【ドクターハイホ】の再手術により元の姿に無事戻り、 目が見えずに暴れる【冥怪獣パンドラ】は再び<冥界のツヅラ>へと封印したのであった。

第15弾ストーリー

念願の【サンボット】討伐を達成し、月に帰還する【月女帝カグヤ】。

しかし【月女帝カグヤ】が留守のあいだに、 月で増殖を続けている【ウサギ】の大群が空腹に耐えきれずに食料を食い尽くしてしまっていた。

<太陽の玉>を入手し月を惑星連合の中心星にして資源回復と星の復興を考えていた 【月女帝カグヤ】であったが、衰退の一途をたどる月の環境スピードの方が早かったようだ。

【ウサギ】達には天敵がいないうえに、食欲旺盛なため人口は増殖し食料飢餓となっていく。 それを阻止するために貢物を捧げるよう地球に月軍を送りだしムーンパワーで欲望を煽り立てていたのだが…

「間に合わなかった…」

嘆く【月女帝カグヤ】を尻目に【ウサギ】達は共喰いをはじめてしまう。 皮肉にも【月女帝カグヤ】が月に戻ったことでムーンパワーが増強し、【ウサギ】は【ウサキング】へと進化を遂げてしまった。

「お腹が減ったよぉぉぉぉ~」

欲望が具現化した姿の【ウサキング】は永遠と続く空腹感に耐えかねて暴走する。 見境なしに月の住人を食べるその行動は、やがて【月女帝カグヤ】にも魔手を伸ばす。

「危ないカグヤ様!」

【ウサキング】の行動から守るため側近である【ムーンフェズント】は銃を乱射し注意をそらす。 同じく側近【ムーンモンキー】は地獄の鎌で【ウサキング】を攻撃!

隙を見て側近【ムーンドック】が【月女帝カグヤ】を安全な場所に避難させようとするが…

「あぁぁぁぁ、カグヤ様の顔がぁぁ…」

3人の側近たちは一瞬凍り付いてしまう。 なぜなら目の前に【月女帝カグヤ】の顔が落ちているではないか!?

「みたな~~~」

若さと美しさを求めていた【月女帝カグヤ】の顔が…実は仮面であった!

【月女帝カグヤ】の怒りは頂点に達しようとしていた。

怒りに恐怖した大群【ウサギ】の中の一匹である【月野ウサギ】は、 【ウサキング】に食われる前に、ミニロケット【2ンジン】へ乗り込み月の脱出を試みる。

「急げ~逃げろ!」

焦る【月野ウサギ】であったが、 予備の燃料もなく適当な星に降り立つしか生きるすべはない。

亡命して難民となる…そんな人生が待ち受けているとしても、生命を保とうとする【月野ウサギ】なのである。

第16弾ストーリー

いっぽう地球では【巨人モモタ】の体内へ侵入した 【サンイーグル】と【サンヒミコ】が【ムーンエンマ】を探していた。

異変を感知した【ムーンエンマ】は、同化している【巨人モモタ】の細胞へ意識を向け、 【モモタの心臓】と【モモタの腸】を魔物へと変化させ【サンイーグル】へ先制攻撃を仕掛けた。

「2つの玉とパワードスーツの防御力!そして巨人の生命力を吸収して操れる能力!貴様らが勝てる可能性などないだろう!」

【ムーンエンマ】は余裕の構えであるが、確かにその通りである。

竜宮城の戦いで【サンシャーク】が【ムーンウラシマ】に勝利できたのも <水の玉><海の玉>を所有する【タツノコキング】【湖竜女王音姫】の協力があったからに他ならない。

森林での対決において【サンパンサー】が 【ムーンキンタ】に勝てたのも<木の玉>を通じて呪いをかけてあった【森林女王フォレスト】のおかげだ。

今現在【サンイーグル】の味方は、カグヤの蛇に噛まれ毒で蛙(カエル)となった【サンヒミコ】しかいない。

誰の目が見ても無謀な戦いといえるのに、勝機はあるのだろうか?

「勝敗なんて戦わないとわからないだろう!?いざ、神妙に勝負しろ!」

自信満々の【サンイーグル】を前に姿を表す【ムーンエンマ】。 【モモタの心臓】と【モモタの腸】を従えて複数攻撃をしかけてくる。

苦戦しつつも、内臓の魔物を打ち負かし、隙を伺い叫ぶ【サンイーグル】。

「いまだ!必殺!炎の剣!」

【サンヒミコ】は<火の玉>を使い炎を呼び出す。

攻撃されると思った【ムーンエンマ】は防御の体制に出たが、 その炎は、なぜか【サンイーグル】に向かって放たれた!?

攻撃目標は【ムーンエンマ】本体ではなく<金の玉>の亀裂にあったのだ。

本来【サンヒミコ】は【アマテラス】に埋め込まれた<天の玉>から、 データを読み取り<火の玉>に投影して占い(天気予報)を伝えることができる。

その<天の玉>は、現在【ムーンエンマ】が所有していることで、 弱点となるデータが数値化され<火の玉>に投影されてしまっていたのであった。

【ムーンエンマ】の弱点は体を保てないことにあり、 いままで分裂していた<金の玉>が合体したてで接着部分が甘く、

そこを攻撃せよという占い結果を事前に把握していた【サンイーグル】。

さらには攻撃属性の相性として【サンシャーク】は <水>【サンパンサー】は<雷>であるのにたいし、

【サンイーグル】は<火>であるため【サンヒミコ】の<火の玉>による炎は攻撃力となる火力UPにつながる。

攻撃されると先入観で防御態勢に応じてしまった【ムーンエンマ】に一瞬隙がうまれる。 そこを【炎の剣】で<金の玉>にある亀裂めがけて斬りつけたというわけだ。

「ぐぉぉ!体が保てない!借金さえなければ金の玉は割れずにすんだのに…無念」

炎は龍の形となり<金の玉>を再び真っ二つに割る。 体の状態を保てなくなった【ムーンエンマ】はパワードスーツもろとも粉々になり溶けてしまった。

【サンイーグル】と【サンヒミコ】の知能戦術により勝利をおさめ、 <金の玉>と<天の玉>を回収することに成功。

しかし体の大きさが縮小していられる時間は30分間のみ。 制限時間内に【巨人モモタ】の体内から脱出しなければならないのであった。

第17弾ストーリー

玉とスーツを失った【ムーンエンマ】は精神と肉体が崩壊し 【巨人モモタ】の栄養素として消滅してしまう!狂暴な鬼だけが残る結果に!

30分の制限時間内に【巨人モモタ】の口内から外へ脱出を試みる 【サンイーグル】と【サンヒミコ】。出口付近で待っていたのは【イーグルボット】であった。

「このままアマテラスの元へ急ごう!」

【イーグルボット】に乗り込んだ【サンイーグル】は、 すぐ上空にある【アマテラス】へ飛び<天の玉>を差し込んだ。

すると天候をつかさどるスロットマシーン【アマテラス】は正しい天気を表示しはじめた。

「本日の天気は~快晴なり!」

天候が戻り曇り空がなくなり晴れ晴れとした天気。太陽パワーも全快!

「よし再び合体だぁ!」

【イーグルボット】【パンサーボット】【シャークボット】は再び 【サンボット】へと合体!その直後に、意思もなく狂暴化した【巨人モモタ】が突進してきた。

「必殺プラズマエネル斬り!」

迎え撃つ【サンボット】は全速力の【巨人エンマ】を剣で真っ二つに切り裂く!

長かった戦いも終焉に近づく。 残るは【月女帝カグヤ】のみ!?

第18弾ストーリー

【サンボット】が復活して【巨人モモタ】を打ち破る。 太陽エネルギー略奪計画に失敗し月の資源も大量増殖した【ウサギ】によって食糧危機に!

失態続きの上【ウサキング】のせいで【カグヤの仮面】は剥がされてしまう。

「醜い姿をさらすなら自滅するわ!」

そう叫ぶ【月女帝カグヤ】の姿は老婆そのものであった。 ムーンパワーの全てを<月の玉>に注ぎ込み月そのものを地球に衝突させようとする【月女帝カグヤ】。

「なんということを。。。このままでは月も地球も消滅してしまう。しかたがない!太陽の玉よ…かぁぁーーー!!」

【太陽帝アポロ】は少しためらいながらも掛声と共に<太陽の玉>を割った。 砕けた破片は四つに分裂したと思ったら、そのまま擬人化され太陽四天王となる。

【サン白虎】
【サン朱雀】
【サン青龍】
【サン玄武】

なんと<太陽の玉>は生命体エネルギーによって保たれていたのであった。

【太陽帝アポロ】が司令官として<太陽の玉>を所有するのと同時に、 次の世代へと太陽エネルギーを受け継がせるため、玉の中に入れる優秀な人材を育成していたのだ。

太陽四天王は三(sun)銃士の先輩部隊にあたる。

ゆくゆくは三銃士も<太陽の玉>の中に入れる人材として活動していたのだが、 今回の緊急事態によって太陽四天王の力を解放したというわけである。

しかし<太陽の玉>は【太陽帝アポロ】の命でもあるため、 4人の命と【太陽帝アポロ】の命は直結しつながっている。いわば運命共同体に近い。

「サンボットよ…ワシは今から凍結状態に入る。何としても月の衝突を食い止めてくれ!」

【太陽帝アポロ】が次の<太陽の玉>そのものになるため命を凍らせておけば、 四天王がいなくなった後でも解凍し<太陽の玉>は無事である。

それは同時に司令官という人材を失うことでもあり、 次の統治者が太陽惑星に不在となることを意味する。

なによりも【太陽帝アポロ】を解凍することができる 優秀な人材が現れないかぎり太陽そのものが凍結されてしまう危険性も。

この緊急事態に瞬時に決断した答えは、 次世代に思いを託すという信じる気持ちしかなかった。

こうした考えは【太陽帝アポロ】だけではなく、実は【月女帝カグヤ】も同じであった。

【月女帝カグヤ】は残りの命をそそいで口から自らの分身となる卵を排卵。

立場も思想も違えど到達した先は・・・次世代に思いを託す月と太陽という結論。どうなる地球?

第19弾ストーリー

【月女帝カグヤ】は月を地球に衝突させる暴挙に出た。

【太陽帝アポロ】は計画を阻止する命令を【サンボット】(三銃士)に告げ <太陽の玉>を破壊し、太陽四天王を出現させる。

しかしそれと同時に【太陽帝アポロ】は力を蓄えるため凍結状態となる。

月と地球の衝突を避けるため【サンボット】 と四天王は自らの体を犠牲にして阻止!

【月女帝カグヤ】は最後の命を振り絞り自らの分身となる卵を排卵し出産。 宇宙へと吐き捨てる!

「我が子よ…も新たな月を建設する希望 をあなたに…」

そう言い残し【月女帝カグヤ】は【サンボット】達を巻き込み爆発する!

「地球の資源は守り切るぅぅぅ!!!」

【サンボット】と四天王は被害を最小限に抑えようと身を挺する。

ドガァァァァン!ブォォォォォ!

強大な熱風が地球に吹き荒れ月軍や太陽軍など多くの者が見届ける中、 【月女帝カグヤ】と【サンボット】達の姿はどこにもなかった。

あるのは半分欠けた月の姿と氷に閉ざされた太陽のみ。

その頃・・・宇宙に排出された【カグヤの卵】は偶然、 小型宇宙船【2ンジン】に衝突していた。

「なんだ?この卵は?宇宙食に丁度よさそうだぞ~」

次世代に託した統治者達の思いも知らずに 能天気なセリフを言い放つ【月野ウサギ】の姿がそこにはあった。

第20弾ストーリー

地球は【サンボット】達の活躍により守られた。 しかしその犠牲はあまりにも大きい。

爆発により腐敗していく月の姿。

自らが<太陽の玉>になるべく【太陽帝アポロ】は凍結。 同時に太陽そのものも凍ってしまった。

このままでは太陽エネルギーの供給が得られないため、 惑星全体が衰退していくことは明らか。

どうすれば【太陽帝アポロ】を 復活させることができるのか?悩む太陽軍団。

そして主君を失った月軍団の民達は、 何を目標にしどこで暮らせばいいのか?自己認識の行き場に困り果てる。

突如として突き詰められた課題に戸惑うのは両軍とも同じであった。

そんな中、突然周囲が闇に覆われ玉が輝きだした。

<天の玉>
<地の玉>
<火の玉>
<木の玉>
<水の玉>
<海の玉>
<金の玉>
<冥界の玉>

各玉は宙に浮かび光の渦から三匹の獣が顔をのぞかせる。 【アンデル】【イソップ】【グリム】と名乗る獣たちは、

「新たなおとぎ話を…」

と告げ【グランドクロスの石板】を手渡して消えていく。 光が消滅すると同時に<地の玉>以外の玉は宇宙へと放り出されバラバラに散ってしまう。

【太陽帝アポロ】のいない今。頼れる先人者は、ただ1人しか地球には残されていなかった。その人物とは・・・

第21弾ストーリー

【太陽帝アポロ】のいない今。頼れる先人者は、 ただ1人・・・それは【天空帝ランピュータ】である。

【グランドクロスの石板】が何を示しているのかを調査するため、 【天空帝ランピュータ】は自らの脳を取り出し、 マザーコンピューターを搭載した巨大宇宙船【宇宙空母クラウド】に移植した。

するといくつかの詳細が明らかになってくる。 まず石板はレーダーの役割をしていて、玉を埋め込めるようになっていること。

石板じたいの模様は【地底女王蟻巣】の尻尾模様と酷似しており、 太古の地球に存在していた生物が彫刻した可能性が高い。

その根拠となるのが<地の玉>である。

ほかの玉は宇宙へと拡散されたのに対して<地の玉>のみ、 地球にとどまり【グランドクロスの石板】にはめ込まれている状態である。

石板には玉を埋め込む箇所がいくつか存在し【グランドクロスの石板】をレーダーとして 玉を探せば、謎の全貌が把握できるのではないかということだ。

光の中から現れた獣たちは「新たなおとぎ話」という言葉を残している。 おそらく違う銀河からきたと推測されるが、玉を石板に設置すれば新たな道が開けると解釈すべきだろう。

このように断片的とはいえ必要な情報が 【天空帝ランピュータ】の脳波に信号として送られてきた。

「石板レーダーに従い玉の収集をはじめよう!」

【天空帝ランピュータ】はクラウド人工知能と融合した【司令官ランピューター】となり、 共に宇宙へ飛び立てる勇者を探すことにした。

選考基準は簡単で、以前に玉を所有していた者たち・・・

【ウッド王子】は、
母の形見である<木の玉>を探しに。

【タツノコキング】は、
父から継承された<海の玉>と姉の【音姫】が封印された<水の玉>を探しに。

【サンヒミコ】は、
代々継承される<火の玉>を探しに。

【白雪戦姫】は、
幼馴染の【ウッド王子】が心配なので護衛として。

【ナイチンカーベル】は、
<冥界の玉>で悲劇が起こらないよう新たな所有者になるために。

【地底女王蟻巣】は、
唯一存在する<地の玉>を所有する代表者として。

【司令官ランピューター】は、
亡き【サンイーグル】が命を懸けて取り戻してくれた<天の玉>を探すために。

各それぞれの思いを胸に秘めつつ、

旅立つ前に、地球と民の命を救ってくれた【サンボット】(イーグル、シャーク、パンサー、四天王)に、 敬礼と黙祷をし巨大宇宙船【宇宙空母クラウド】に乗り込むのであった。

第22弾ストーリー

レーダーの役割をする【グランドクロスの石板】を 辿り降り立つは地球よりも重力が重い冥王星。

和風ちっくなこの星には<冥界の玉>が落下したようだ。

さっそく玉を探していると、 犬の被り物をした【因子犬武士】に脅しをかけられるクラウド乗組員達。

「お前ら!鬼将軍の仲間かワン!?」

「あははは!あんた犬のコスプレでもして何のつもりだい?」

馬鹿にした笑いで【白雪戦姫】が挑発すると【ウッド王子】が止めに入る。

「この星の服装かもしれないじゃないか?」

「なんだ?財産を没収しにきたんじゃないのか?」

「僕たちは玉を探していて…」

事情を説明する【ウッド王子】に疑いの目をかける【因子犬武士】。

「怪しい奴かどうか和尚と巫女に判断してもらうからついてこい!」

そういわれ小汚い寺に案内されると、 寺の入口に猿の被り物をした【因子猿和尚】と キジの被り物を着た【因子雉巫女】が門番をしていた。

「犬武士!誰だそいつらは?」

「どうやら将軍の玉を探してるらしいが怪しいから連れてきたんだよ猿和尚」

「拘束もせずに大人数を連れてきて襲撃されたらどうするのよ!」

「うるせー!巫女」

警戒しているわりには油断と隙だらけの3人。 すると寺の奥から1人の侍が姿を現す。

「まぁまぁ、どんな奴が来てもこの桃侍様が成敗してやるから安心しな!」

その姿を見てクラウド乗組員達は驚く。

「ムーンモモタ!?」

「ん?誰かと勘違いしてないか?俺は桃侍だぞ?困っている村人を助けるために寺へ潜伏している最中だ!」

見た目は【ムーンモモタ】そっくりな彼の名は【因子桃侍】。 他人の空似か性格も違う別人のようである。

【因子桃侍】の話によると、この星を統治している 【将軍】が<冥界の玉>を拾い兜の飾りにしているらしい。

元は優しい将軍だったが、玉を拾った後から前身を鎧で覆い隠し、 夜な夜なツヅラを持って村を徘徊し民衆の財産を没収しだす。

その異様な行為から【つづら鬼将軍】と恐れられ、 生活苦においやられた村人が団結して寺に集まったとのこと。

「利害は一致しておるな。私達は玉をもらうかわりに将軍討伐を手伝おう。」

「それは助かる。ただしツヅラの怨霊攻撃には注意してくれ。金銭欲を刺激され精神が不安になるからな?」

【サンヒミコ】の提案に注意を促す【因子桃侍】。 そこにはツヅラというキーワードに反応する【ナイチンカーベル】の姿があった。

寺で討伐の作戦会議をひらいていると、あっというまに日が沈む。 そして夜になると、不気味な鎧の音が村中にこだまする。

ガシャン!ガシャン!

金目のものは年貢と称して財産没収する【つづら鬼将軍】が徘徊しているのだ。

「ここは私にまかせて!」

先人切ったのは【ナイチンカーベル】。

過去の誘拐事件でツヅラにはトラウマしかない思い出だが、 似た苦しみを味わう人々のため、自らの失われた時間は取り戻せなくとも決別し先には進める!

そうした心情をかかげながら鐘の音を鳴らし続けた。

音色の効果とベルの防御で、ツヅラの怨霊攻撃をうけても理性は保ったまま。 その間に【因子桃侍】が【つづら鬼将軍】を斬りつける!

パリーン!

会心の一撃とともに鎧が割れて<冥界の玉>が道端に落ちた。

「よし今のうちに玉を回収だ!」

【タツノコキング】が合図を出したが、 【つづら鬼将軍】はすぐに<冥界の玉>を拾い上げ飲み込んでしまう。

バリバリバリ!

完全に鎧が剥がれると、中から出てきたのは将軍ではなく・・・鬼!

単なる【つづら鬼】の姿である。

「うわぁぁぁ!」

叫び声とともに錯乱する【因子犬武士】。

「気を付けて!目を見たら理性を失うわ!」

【ナイチンカーベル】が助言すると 【因子桃侍】が余裕の表情で

「俺は遠隔攻撃もできるから安心しろ!」

と火をつけた黍(キビ)団子を投げつける。

パーン!パパーン!

黍団子は音を出し弾けると光線のような火花を灯し出す。 それは団子ではなく花火であった。

眩い光で目がくらむ【つづら鬼】の前に巨大な鐘が立ちふさがる。

鈴を盾にした【ナイチンカーベル】の背後から、 【因子桃侍】が飛び出して<冥界の玉>を【つづら鬼】の額から切り離す!

「ぐぉぉぉぉんんん!」

喚き声とともに【つづら鬼】はツヅラの中に戻っていく。 皆が将軍だと思っていた優しい人物はすでに亡く。

中身は鬼でしかなかったのだ。こうして村に平和が戻り、 クラウド乗組員達は約束取り<冥界の玉>をもらい、

【宇宙空母クラウド】で次の玉を探しに向かうのであった。