2018年6月2日:安価に印刷できる手法が使えなくなった話 | 80年代風TOY-ARTブランド「ジニーン@zineen」

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2018年6月2日:安価に印刷できる手法が使えなくなった話

去年から告知しておりましたが、シール&カードを50円値上げします。
理由は次の2点です。

 

1.問屋が潰れ工場直売になり材料原価が上がる
2.安価に印刷できる手法が使えなくなった

 

(1)に関して

まず(1)に関しては何度も言っておりますが、問屋が潰れてしまったわけです。

問屋経由が契約していた工場を紹介してもらい直接材料を仕入れていますが、値上げされてしまったため原価が上がったというわけです。

 

(2)に関して

続いて(2)に関しては、上記画像を観覧してもらえばわかりますように、部分的に印刷できない箇所がありますよね?

さすがにプリンター15台も所有していただけあって、いろいろと詳しくなってきてますが(笑)白印刷って顔料インクなのですよ。

でもって一番安価に印刷できる手法は、白印刷の上に直接カラー印刷をする手法しかないわけです。

一般的な家庭用では染料インクが採用されていますが、顔料の上に染料は直接印刷できませんから、間にフィルターを一枚通して印刷しなくてはなりません。そのためフィルター分の値段がかかるわけです。

 

インクのメリットとデメリット

また顔料と染料では印刷の出来具合が異なり、顔料は写真印刷など鮮明な印刷に弱いのです。またインクが詰まりやすいため、プリンターが故障しやすいというデメリットがあります。

顔料インクのメリットとしては劣化しにくいという部分と、ザラッとした表現をするさいに適していることがあげられます。

ようするにグラデーションに弱い顔料ですが、手塗りの濃淡などを表現する際は、染料よりも顔料のほうが味のある表現ができることが魅力なのですね。

上記画像の「カードデス」は絵の具で着色しているため、顔料印刷のほうが濃淡の再現性が高かったため採用しておりました。

さらに白印刷の上から顔料印刷できるため、正方形シール(約4.8mm縦横)の2.5倍のサイズである、長方形カードサイズでも安価にリリースできていたというわけです。

結論としては、プリンターの故障なわけですが、本来メーカーとしても白印刷と顔料インクの組み合わせは想定しておりません。

ようするに改造して使っているので、保証がきかないのです。また改造できるプリンターは機種が限られていて、生産中止されております。

こうした理由により、一番安価な印刷手法が使えなくなってしまいました。(泣)

 

◆それでもシール相場の最安値で販売

Zineenブランドでは今までキラプリズム150円。ノーマル50円を相場でやってきましたが、上記理由でこれでは赤字になってしまいます。

で、何とかギリギリの部分でコスト管理してキラ200円、ノーマル100円で提供していこうと思います。

正直、これでも厳しい価格帯ではありますが、裏書を白黒印刷にしたり、素材を大量注文して1枚当たりの価格帯を下げたりして努力していますから何とか水準を保てるはずです。

50円値上げといえども、インディーズシール業界では最安値ですからね。(笑)

 

◆旧印刷版のカードデスは残り僅か!

上記の理由で「カードデス」の旧印刷版は、もう作る事ができません。新しい印刷で制作することは可能ですが、根本的な作り方は異なります。

旧印刷版「カードデス」の在庫は、まんだらけ委託にて数枚のみあるだけです。再販の場合は、この価格でリリースすることは難しいので、旧印刷は貴重になるかと思われます。

>>まんだらけ委託での「カードデス」はコチラ

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日本、米国(NY・マイアミ)パリ、香港などで原画展やグッズ販売を行うTOY-ARTIST。累計シール発行枚数4万枚以上!

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