◆天外魔境の原作者PHチャダ(謎の外国人)はZineenの原点?アナグラム手法の面白さ

天外魔境の原作者PHチャダ(謎の外国人)

※この記事は2017/08/24 に書いたものです。

PHチャダとは、天外魔境の原作者であり謎の外国人である。 80年代の資料には、PHチャダ氏が来日した際のインタビュー記事が掲載されている。

でもって、このPHチャダという名前の由来は、 実は「あだちひろし氏の名前をアナグラム化」したものだったりする。

※アナグラム=ローマ字に変換して入れ替える暗号手法

PHチャダという人物そのものが、あだちさんで、 そのPHチャダを取材しているという企画構成なわけですね。(笑)

もちろん幼少期は、こういう外国人が実在すると思ってましたが、 大人になりアナグラムであるという事実を知ることになるわけです。

この手法は、90年代には少し流行り、カヒミカリィとかも同じく、アナグラムで無国籍外国人アーティストとして出てきたり、 とにかくアナグラム手法のアーティストは数多く誕生した。

◆先入観で見られないようにする重要性

この無国籍風というのが、あらゆるテーマを扱うのに都合がよく 先入観をもたれないようにするために、僕も謎の外国人としてZineenという名前を使っています。

ただアナグラムではなく、「Zine」が語源だったりする。

※ZINE(ジン):小冊子。「magazine」(雑誌)が語源とされ、手軽に自分を表現できる手段として 1960年代に米国で生まれ、90年代に西海岸を中心に流行。日本だと同人誌と区別されてないから、いまいち差別化されていないのが現状。

先入観で見られないようにするということは重要で、 作品としての本質を語りたいのに、キャリアで見られると客観性がブレて意味がない。

先入観やイメージって恐ろしいもので・・・ 高級カップに入った水が綺麗な水で、 ひび割れたグラスに入ったものが泥水だなんて思われる。

でも実際は高級カップは毒水で、 ひび割れたグラスはコーヒー牛乳なのかもしれない。

それは確かめてみないとわからないんだ。

見えるものや見たものが全てではない、 なにかしらトリックや裏があるかもしれない。

そしてそれが世の中というものであることぐらい、誰もが感じて知っている。

暴けないから見て見ぬふりなのか? そもそも暴くことに意味があるのか?

それは個々の価値判断だけれども、 世界が糞に成り果てても、自分が糞になる必要はないと思うんだ。

何が糞で、何が糞でないのかを見極めて、 自分の生き方決めればいいだろう!

子供から大人までってそういう意味なんですよね。 子供に何を見せ与えるか吟味してますか?ってね。

勝ち組だ負け組だって言ってる媒体の裏側知らないでしょ? 勝ち負けは自分自身が決める事であり他人は関係ないのです。

もっといえば勝敗決めてるメディアじたいが勝ってるのか?っていうことですからね。 僕から言わせれば心が糞にひたって腐るほうが負けですから。

誰かが伝えない限り作品の本質は残ることはない

もはや「天外魔境」も「ネクロスの要塞」も過去のもので、 誰かが伝えない限り作品の本質は残ることはないわけです。

ヴィンテージ価格でプレミア価格でとか、そんなことが言いたいわけじゃぁないんです。 どんな作品でも作家が信念もって作ってるならば読み解きますよ。

それに影響受けたなら先人者に恥じないように、 吸収し発展し新たな作品を世に生み出しますよ。

それが作家であり、リスペクトだと思うわけです。

今、僕が、あだちさんの資料を元に説明しているのは80年代を知らない人のための指標であり、 企画ということの重要性を伝えるために行っているわけです。

この資料自体は、幼少期に僕が集めたものであり、 今書いてある文章も当時から僕自身が感じていた事を言葉にしているにすぎない。

◆ガラクタなんかじゃないんだって伝えないといけない

僕もいきなりオモチャ作り始めましたけれど、 あだちさんの資料とかネクロスとか玩具を捨てないで保管しててよかったと思いますよ。

30年の時を得て意味があったわけじゃないですか!? 社会情勢だろうと風刺だろうと哲学だろうと、何でもいいですが、 メディア媒体じゃなくても語ることはできるし、それを読み解き肥やしにする子供だっているわけでですよ。

10見せて「これが世界だよ」と語るより、 100や1000見せて「世界は広い」と語れる大人になりたいですから。

AかBか二者択一の選択肢なんか世界でもなんでもないですから。

たかがシールやカードでも、ゲームでも過去の遺物でもなんでもいいですけれどね、 大切なものは自分で決めるし、ガラクタなんかじゃないんだって伝えないといけないのですよ。

【価値】を伝えること自体に【勝ち】の本質的な意味があるわけです。